JDIが反発「800億円調達できるよう交渉」 総会で次期社長
・次期社長、総会で株主に陳謝
・出来高東証1部で5位
18日の東京株式市場でジャパンディスプレイ(JDI)<6740>が反発。この日株主総会を開催し、菊岡稔次期社長が800億円はきちんとした形で調達できるよう交渉していると述べた。
終値は前日比2円(3.77%)高の55円。出来高は約1790万2000株で東証1部で5位。
経営再建中のJDIに対し最大800億円の支援を予定していた台中3社連合のうち、台湾の電子部品大手TPKホールディングスがこれまでに支援からの撤退をJDIに通知。台湾の投資ファンドCGLグループも離脱する可能性が高いとみられており、支援の枠組みは混迷している。
台中連合による出資は4月に合意。普通株式の発行と株に転換できる社債で計600億円、必要に応じ転換社債を追加発行して200億円を調達する内容で、600億円のうちTPKが251億円(41.8%)、CGLが142億円(23.6%)、ハーベストが207億円(34.5%)を拠出することになっていた。
オアシスが参画へ
一方、JDIによると、香港のヘッジファンド、オアシス・マネジメントが新たに企業連合に参画することなどで、調達額に変更はないとしている。
オアシスは1億5000万ドル出資する方針で、出資の実行に必要な内部機関決定27日までに行う予定。離脱したTPKは2億3000万ドル出資する予定だった。
残る中国ファンドのハーベストグループは、出資予定金額を1億9000万ドルから2億ドルに増額し、27日までに内部機関決定に諮る。さらにハーベストは、TPKとオアシスの差額とCGLグループが離脱した場合の不足額の追加出資についても機関決定する方針。
台湾勢が抜けた穴を埋めるため、他の投資家などと交渉していると菊岡氏は株主総会で説明した。
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