JDIが大幅続伸、アップルが支援検討との報道
・一部債権放棄や最大200億円の支援検討
・出来高、東証1部首位
19日の東京株式市場でジャパンディスプレイ(JDI)<6740>が続伸。米アップルが同社の支援に意欲を示しているとの報道が買い材料になっている。
午後2時39分現在、前日比7円(12.73%)高の62円で取引されている。一時、64円(16.36%高)まで上昇した。
商いが膨らみ、出来高は現時点で6441万5000株と東証1部でトップに立っている。
米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は18日、アップルが経営再建中のJDIの支援を検討していると伝えた。一部債権の放棄や200億円までの資金支援、2年間の発注保証などといった要求を検討する姿勢を示しているという。
アップルはJDIの大口顧客で売上高の過半を占める。スマートフォン「iPhone」の販売低迷がJDIの経営悪化の一因になった。
iPhone向け液晶パネル工場の建設時にJDIに融資した資金の一部繰り延べにアップルは同意していた。
台中連合崩壊
JDIに対し最大800億円を支援することで合意していた台中3社連合のうち、台湾の電子部品大手TPKホールディングスがこれまでに支援からの撤退をJDIに通知。台湾の投資ファンドCGLグループも離脱する可能性が高いとみられ、支援の枠組みが混迷していた。
2社が離脱すれば金融支援のうち393億円が見込めなくなる。
一方、JDIによると、香港のヘッジファンド、オアシス・マネジメントが新たに企業連合に参画することなどで、調達額に変更はないとしている。
菊岡稔次期社長は18日開催の株主総会で、800億円はきちんとした形で調達できるよう交渉しているとし、台湾勢が抜けた穴を埋めるため、他の投資家などと交渉していると説明した。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。