JDIが大幅続落、台湾CGLが支援から離脱 台中連合崩れる
・香港ファンドのオアシスが出資表明
・当初予定の最大800億円確保できるとJDI
25日後場の東京株式市場でジャパンディスプレイ(JDI)<6740>が大幅続落。同社への金融支援を予定していた台中3社連合のうち、台湾の投資ファンドCGLグループの出資交渉からの離脱を発表したことが背景にある。
午後1時38分現在、前日比5円(7.58%)安の61円で推移している。一時59円(10.61%安)まで下げた。
JDIは17日に台中3社連合の一角、台湾電子部品TPKホールディングスの離脱をすでに発表。この時点でCGLグループから内部の機関決定の内容の通知を受けていない旨を明らかにしていた。
経営再建中のJDIに対し最大800億円の支援を予定していた台中連合のうちTPKホールディングスとCGLグループが離脱し、支援の枠組みは混迷している。最大800億円のうち、TPKは約250億円、CGLは約140億円を出すことになっていた。
一方、JDIは17日、香港のヘッジファンド、オアシス・マネジメントの出資を発表した。オアシスは約160億円を出す予定で、出資の実行に必要な内部機関決定を27日までに行う予定という。
JDIは別の新たな支援者を募る一方、不足が発生すれば、当初の企業連合の一角である中国ファンドのハーベストグループが支援額を積み増すため、最大800億円は確保できるとしている。ハーベストグループも27日までに内部機関決定に諮るという。
一部メディアは21日、中国の有機ELパネル大手のビジョノックスや、中国家電大手TCL集団が新たな出資予定者として浮上したと報道している。
一方、米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は18日、アップルがJDIの支援を検討しているとし、一部債権の放棄や200億円までの資金支援、2年間の発注保証などといった要求を検討する姿勢を示していると伝えた。
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