ZOZOが急反落、財務を不安視 150億円のコミットメントライン契約締結で
・三井住友銀など3行と
・朝高後に下げる
1日の東京株式市場でZOZO<3092>が大幅に反落した。前週末に3行と150億円を上限とするコミットメントライン契約を結んだと発表したが、同社の財務を不安視する見方が広がった。
終値は前週末比91円(4.36%)安の1995円。序盤はコミットメントライン契約を好感してプラス圏で推移していたが、早々にマイナス圏に沈んだ。
ZOZOは3月29日、三井住友銀行、千葉銀行および京葉銀行と来年3月27日までの間、150億円を上限に借り入れができるコミットメントライン契約を結んだと発表した。
同社は1月末、2019年3月期の連結業績見通しを設立以来初となる減益に下方修正。プライベートブランド(PB)事業の苦戦を理由に挙げた。無料配布した採寸用の「ゾゾスーツ(ZOZOSUIT)」のコストがかさんだほか、ゾゾスーツで採寸して作るPB製品の販売が振るわなかった。
ZOZOは3行との融資枠の設定で運転資金の確保と財務基盤の強化を狙う。
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