ZOZO株が急反落、SMBC日興が目標株価引き下げ
・6日ぶり反落
・売買代金、東証1部で2位
28日の東京株式市場でZOZO<3092>が急反落した。21日から続いていた買い戻しが一巡したとみられるなか、SMBC日興証券による目標株価の引き下げなどで売りが優勢になった。
終値は前日比134円(6.01%)安の2096円。6日ぶりに反落した。後場で2日ぶりの安値となる2060円まで売られた。
商いは活況を呈した。売買代金は570億円超で、任天堂<7974>に次いで東証1部で2位。
SMBC日興証券はZOZO株の目標株価を3900円から2500円に引き下げた。投資判断は最上位の「1(アウトパフォーム)」を継続した。「ZOZOARIGATO」での販売価格割引の影響を受け、業績予想を減額した。
ZOZOが過去に実施した10%ポイント還元の商品取扱高押上効果は見られず、そのため10%割引サービスである「ZOZOARIGATO」の商品取扱高へのプラス影響は限定的で、利益率を押し下げるマイナスの影響の方が大きいと考えているという。
ZOZOが昨年12月25日に導入した「ZOZOARIGATO」は、年会費3000円(税別)、または月会費500円(同)を支払い有料会員になると、衣料通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」でのすべての商品が常に10%割り引かれるサービス。割引分はZOZOが負担する。
一方、ZOZOは26日付のリリースで、報じられている「ZOZO離れ」について言及。今月24日時点での取り扱い商品数は前年同日対比で14.6%増加しているとし、ゾゾタウン全体に与える影響は限定的と考えていると表明した。
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