ZOZO離れ止まらず 「ザ・ノース・フェイス」も出品停止
・「ヘリーハンセン」も撤退
・ナイキは小売店に停止通達との報道
スポーツ用品大手ゴールドウインが、ZOZO<3092>の運営する衣料通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」へのアウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス」の出品を停止した。
「ヘリーハンセン」とあわせて18日から販売を停止している。
さらにスニーカー大手のナイキが小売店にゾゾタウンへの出品を停止するよう通達を始めたことが伝えられた。
いずれのケースもZOZOが昨年12月25日に導入した有料会員サービス「ZOZOARIGATO」に対する反発が背景にあるとみらている。
「ZOZOARIGATO」は年会費3000円(税別)、または月会費500円(同)を支払い有料会員になると、ゾゾでのすべての商品が常に10%割り引かれるサービス。割引分はZOZOが負担する。しかし、一部のブランドがイメージの棄損や自社サイトからZOZOへの顧客流出を懸念を表明。サービス開始直後から出品の停止が始まった。
離脱が続出
ゾゾは1月末に開催した決算説明会で「ZOZOARIGATO」の導入後に42ショップが離脱したと公表。
これまでに出品を停止した企業は「23区」や「組曲」、「五大陸」を取り扱うオンワードホールディングス、「ミキハウス」を手掛ける三起商行、宝飾品ブランドを展開するヨンドシーホールディングスなど。TSIホールディングスは「マーガレット・ハウエル」など一部のブランドで出品を停止した。
さらにセレクト大手のベイクルーズは、全ブランドでゾゾタウンへの定価商品の出品を1月から停止している。
また、今月に入ってから衣料品大手のライトオンや、時計ブランドのハミルトンのゾゾタウンへの出品の停止が伝えられている。
25日の東京株式市場でZOZOは3日続伸。前週末比91円(4.66%)高の2043円で取引を終えた。昨年来の調整を受け、買い戻す動きが広がった。
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