ZOZOが大幅続伸、有力投信が経営判断の速さ評価
・一時8.8％高
・7日夜の経済番組での運用担当の発言
8日後場の東京株式市場でZOZO<3092>が大幅続伸している。有力な国内株式投資信託の運用担当者が、経営判断の速さに着目してZOZOを取得していると発言したことが材料になっているもよう。
午後2時1分現在、前日比153円（7.27%）高の2257円で取引されている。前場で一時、8.79％高の2289円まで上昇した。
出来高は2626万5200株で東証1部で5位。
7日夜の民放経済番組で、東京海上アセットマネジメントが運用する「東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン」の運用担当者による先の発言が放送された。
ZOZOは昨年12月25日に導入した有料会員向け割引サービス「ZOZOARIGATO」の提供を5月末で早々に打ち切る。一部のブランドがイメージの棄損や自社サイトからZOZOへの顧客流出を懸念し、サービス開始直後から出品停止が相次いだ。
リーダーシップに着目
同投信は、社長や役員など経営陣の持ち株比率が高く、トップのリーダーシップによる業績の伸びが期待できる企業に着目し、経営者らと面談をした上で優位性の高い約30銘柄を選別する。
同投信の資料によると、2019年3月29日時点でZOZOは組み入れ比率が6.7％と最も高い。
組み入れ2位はカジュアル衣料のアダストリア<2685>で比率は6.5％。前場で株価が2.29％上昇する場面があった。
東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンは7日、格付投資情報センター（R&I）が主催する「R&Iファンド大賞 2019」の「投資信託部門」で最優秀賞に選出されている。
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