ZOZOが続伸、一部企業が出品再開との報道 会員割引停止で
・「ZOZOARIGATO」を5月末停止
・ヨンドシーなどが再出品
24日前場の東京株式市場でZOZO<3092>が続伸している。有料会員向け割引サービスの停止を受け、TSIホールディングスなど一部のアパレル企業が衣料品通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で自社商品を再出品したとの報道が買い材料になった。
午前11時05分現在、前週末比15円(0.77%)高の1974円で取引されている。序盤に2020円(3.11%高)まで上伸した。
日本経済新聞は21日付で、TSIや宝飾品大手のヨンドシーホールディングスがゾゾタウンで自社商品の出品を再開したと伝えた。ZOZOが2018年12月に開始した有料会員向け割引サービス「ZOZOARIGATO」を先月末で停止したことで、ブランド価値の棄損に対する懸念がなくなったと判断したためという。
ZOZOARIGATOは年会費3000円(税別)、または月会費500円(同)を支払い有料会員になると、ZOZOでのすべての商品が常に10%割り引かれるサービス。割引分はZOZOが負担していた。
しかし、一部のブランドがイメージへの悪影響や自社サイトからZOZOへの顧客流出を懸念し、サービス開始直後から出品を停止。その後、サイトでの値引きを一部表示させないことを出店ブランド側が選択できるようにしたが出品見合わせに歯止めがかからず、大手ブランドが離脱するたびに株が売られる展開となっていた。
3月末時点の出店数は18年12月末に比べて10店少ない1245店に減少していた。
オンワードは退店継続
TSIは傘下服飾ブランド「マーガレット・ハウエル」の販売を6月から再開している。
また、ヨンドシーも6月上旬、「4℃」などの主力ブランドを含む宝飾品の販売を直営店や公式通販サイトと同価格で再開した。
一方、「23区」や「組曲」、「五大陸」を取り扱うオンワードホールディングスなど一部企業は退店を継続している。
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