ZOZOが急反落 初の減益 有料会員制割引サービス終了へ
・割引サービス5カ月で打ち切り
・PB事業縮小へ
26日前場の東京株式市場でZOZO<3092>が急反落。ZOZOが25日に発表した2019年3月期の連結純利益は前期比20.7%減の159億円と、1998年の設立以来、初の減益になった。
午前9時36分現在、前日比173円(7.99%)安の1993円で取引されている。
有料会員向け割引サービス「ZOZOARIGATO」の不振とともに、独自の採寸スーツを使ったプライベートブランド(PB)商品が不発だったことが響いた。
3月期の売上高は20.3%増の1184億円。
ZOZOは昨年12月25日に導入したZOZOARIGATOの提供を5月末で打ち切る。ZOZOARIGATOは年会費3000円(税別)、または月会費500円(同)を支払い有料会員になると、ZOZOでのすべての商品が常に10%割り引かれるサービス。割引分はZOZOが負担する。
しかし、一部のブランドがイメージの棄損や自社サイトからZOZOへの顧客流出を懸念し、サービス開始直後から出品を停止。大手ブランドが離脱するたびに株が売られる展開となっていた。
ZOZOは年会費を支払っているユーザーに、残りの月数分を返金する。
PB事業
ZOZOは18年1月にPB商品の販売を開始。無料配布した全身採寸用ボディースーツ「ゾゾスーツ(ZOZOSUIT)」を着用し、スマホで撮影することにより得られる体形データをもとに、顧客に合うカジュアル衣料やビジネススーツなどプライベートブランド(PB)商品を提供している。
しかし、売り上げは伸びず、19年3月期はPBで200億円の売上高を見込んでいたが、実績は27億円にとどまった。
PB事業は海外展開を断念し、事業を縮小する。
20年3月期は、売上高は14.9%増の1360億円を目指す。引き続き好調だった通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」の取扱高を増やすという。純利益は40.8%増の225億円を見込む。
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