TATERUが急伸、一時35%高 営業赤字幅が大幅縮小
・値上がり率で全市場トップ
・アパート引き渡し減少響き大幅減収
14日前場の東京株式市場でアパート開発のTATERU<1435>が急伸。前日比で一時35%高となった。2020年1~3月期の営業赤字幅が大幅に縮小したことが取引の材料になっている。
午前10時48分現在、前日比44円(32.59%)高の179円で推移している。値上がり率で東証全市場トップ。
TATERUは取引開始後に48円(35.56%)高の183円まで買われた。これで5営業日の続伸となる。出来高も膨らみ、東証1部で8位につけている。
13日の取引終了後に発表した20年1~3月期決算は、営業損益が2億100万円の赤字。前年同期は47億円400万円の赤字だった。
前年同期に在庫の評価損を計上したことで、赤字幅は縮小した。
売上高は前年同期比56%減の20億3500万円。アパートの引き渡しが減ったことが響いた。
20年12月期通期の連結業績予想は、営業利益が9億7100万円の赤字、純利益が12億5600万円の赤字。2月13日に発表した予想を据え置いた。
18年に不祥事
同社は18年に融資書類の改ざんが発覚して以降、業績が落ち込んだ。契約時に顧客の融資が通りやすくなるよう同社社員が預金残高データを改ざんし、実際より多く見せかけて銀行に提出していたことが同年に明らかになった。
この問題を巡り国土交通省は19年、TATERUに対し1週間の業務停止命令を出した。
TATERUは昨年以降、アパートの施工から賃貸住宅管理業務へと軸足を移している。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。