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米金利の相場環境について

13日の米長期金利は低下しました。しかし、現在の相場環境を考えるとこれまでのように低下トレンドを辿る可能性は低いと考えています。その理由は?そして今日のドル円の焦点は?マーケットレポートをご参照ください。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

・米金利の相場環境について

13日の外為市場は、予想外の政策金利据え置きに急伸で反応したNZドルの動向以外、目立った値動きは見られなかった。一方、米債券市場では、米中通商協議に対する楽観論が後退したことで長期金利(以下米金利)は1.9%割れの展開に。だが10月CPIコアが2.3%(前年同月比)と、依然として2.0%台の水準を維持していることを考えるならば、昨日の米金利低下(=米債買い)は、直近の金利反発(=米債売り)の調整と考えられる。そう考える理由は二つある。ひとつは、直近の指標データについて市場が「良好」と判断していることである。もうひとつは、市場が予測する米利下げ時期の後退である。この点を金利先物市場で確認すると、現行のターゲットレンジ1.5-1.75%を割り込んでいる時期が10月FOMC直後の2020年3月(3/18)から、同年6月(6/10)までずれ込んできた(このレポートを執筆している時点での予想ターゲットレートは1.4900)。つまり、現時点で多くの市場関係者は、向こう半年以上はFEDによる利下げはないと予測し始めている。この予測の土台となっているのは、ひとつめの理由である指標データおよび米中通商協議に対する楽観的な観測である。これらに関するネガティブな内容や報道が確認されない限り、米金利が急低下する可能性は現時点で低い。米金利の低下圧力が再び高まらない限り、外為市場では調整を挟みながら米ドル買い優勢の局面が散見されよう。
筆者が注視している米国株式だが、昨日はS&P500とナスダックは売り買い交錯の横ばい推移となった。一方、ダウ平均は前日比92ドル10セント(0.33%)高の2万7783ドル59セントと、2日ぶりに最高値を更新した。より注視すべきはS&P500 のボラティリティ(=20日間の標準偏差を年率換算した値)だが、昨日は5.55%とさらに低下している。13日のレポート「米金利2.0%の攻防と米株急落リスク」でも指摘したとおり、米株の下落も金利低下要因として注視しておきたい。

【S&P500とボラティリティ】

S&P500 米株 ボラティリティ

・ドル円のチャートポイント

今日のドル円は、米国市場の動向にトレンドが左右される展開を予想する。米金利は1.9%台でキャップされているが、上で述べた通り急低下する相場環境にはない。よって、より注視すべきは米株の動向となろう。米株が引き続き高値圏での攻防を維持するならば、ドル円は109円台へ反発する局面が見られよう。このケースでは、オファーが観測されている109.20、109.30および109.40をトライするかどうかが焦点となろう。特に注視すべきは109.30レベル(上陰陰線が示現した12日高値レベル)の攻防である。尚、重要レジスタンスポイント109.50には厚いオファーが観測されている。一方、米株が下落する場合は下値トライを警戒したい。このケースでの焦点は104.44(8/26安値)を起点とした短期サポートラインの攻防である。このラインは今日現在、108.53前後で推移している。108.60と108.50にはそれぞれビッドが観測されている。

【ドル円】

USDJPY ドル円 テクニカル分析

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