コンテンツにスキップする

外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

焦点はパウエルFRBの見通し

17日レポートで指摘したとおり、現在のところ中東リスクは各市場で意識されていません。肝心の原油価格も昨日は低下しました。むしろ市場の関心はFOMCに集中しています。外為市場はFOMC後に大きく動くでしょう。その際、ドル円とユーロドルの上下のポイントは?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

・焦点はパウエルFRBの見通し

17日の外為市場は、ユーロ買い以外目立った展開は見られなかった。懸念された中東リスクだが、17日のレポート「中東リスクとFOMCについて」でも指摘した通り、今のところ、このリスクに対して各市場でヒステリックな反応は見られない。NY原油(WTI)および北海ブレント原油がともに反落した事実も考えるならば、原油価格がリスク回避要因となる可能性は現時点で低いだろう。むしろ現在市場が注視しているのはFOMCの方である。焦点はパウエルFRBの見通しにあるが、利下げ打ち止め観測を高めるタカ派的なパウエル議長自身の言動や最新の経済見通しが示される場合、米長期金利(以下米金利)には再び上昇圧力(=米債ロングの解消圧力)が高まろう。昨年10月以降、米金利との連動性を高めているドル円は上値トライの展開となろう。だが、このケースでは米株に反落圧力が高まる可能性がある。2019年の米株高は、パウエルFRBのハト派スタンスが土台となってきたからだ。「株高→円安」の連動性は薄れているが「株安→円高」の連動性は未だに健在である。米金利が上昇しても米株が反落する場合、ドル円は108円後半で上値がレジストされる展開を予想する。一方、タカ派的な内容が「米株高 /米金利上昇」の要因となれば、109円台をトライする可能性が高まろう。逆に今回のFOMCが総じてハト派的な内容となれば、年内さらに1回の追加利下げを市場は意識しよう。このケースでは米金利に再び低下圧力が高まろう。ドル円は米金利に追随し反落する展開を予想する。ユーロドルも米金利の動向次第で上下に振れる展開を予想する。

【原油価格】

WTI BRENT 原油 NY原油先物 北海ブレント原油先物

・ドル円とユーロドルのチャートポイント

FOMCを受けドル円が上値トライとなる場合、目先は108.40の攻防が焦点となろう。この水準はフィボナッチ・リトレースメント50.00%の水準にあたる。また、108.40から108.60にかけては断続的にオファーが観測されている。米国市場がリスク選好相場となれば109.00トライを予想する。このレベルにもオファーの観測あり。109円台で最初に注視すべきレジスタンスポイントは109.30レベルである。この水準は8月1日に示現した大陰線の高値レベルであると同時にリトレースメント61.80%の水準にもあたる。一方、FOMCが米金利の低下圧力を高めるケースではドル円の反落を予想する。このケースでは21日MA(106.88前後)を目先の重要テクニカルラインと想定し、まずは今月11日以降相場をサポートしている107.40レベルの維持が焦点となろう。107.50にはビッドが観測されている。
ユーロドルもFOMC後に上下に振れる展開となろう。FOMCを受け米金利が上昇する場合は、1.10割れを予想する。1.0980レベルを下方ブレイクする場合は、オプションバリアの攻防が予想される1.0950トライを警戒したい。この水準をも下方ブレイクする場合は、重要サポートポイント1.0920を視野に下落幅の拡大を予想する。一方、FOMC後に米金利が再び低下する場合は、短期レジスタンスラインの突破および1.11台への上昇を予想する。1.11台の攻防となる場合、注視すべきレジスタンスポイントは8月下旬の戻り高値1.1164(8/26高値)である。1.1175前後には89日MAが低下中。1.1100、1.1130および1.1140にはそれぞれオファーが観測されている。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

ドル円 USDJPY

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

IG証券のFXトレード

  • 英国No.1 FXプロバイダー*
  • 約100種類の通貨ペアをご用意

* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)

リアルタイムレート

  • FX
  • 株式CFD
  • 株価指数CFD

※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。

モーニングメール

ストラテジストによる「本日の予想レンジとトレンド」を毎朝※無料でお届け中! ※メール送信は基本的に月~金の平日を予定しておりますが、ストラテジストの都合により予告なく送信を行わない日がございますので、予めご了承ください

弊社の個人情報保護方針・アクセスポリシーにご同意の上、申し込みください。

こちらのコンテンツもお勧めです

IG証券はお取引に際してお客様がご負担になるコストについて明確な情報を提供しています。

FX/バイナリーオプション/CFDのリーディングカンパニー。IG証券について詳しくはこちら

その日の重要な経済イベントが一目でわかるカレンダー。「予想値」、「前回値」、「発表結果」データの提供に加え、国名や影響度によるイベントのスクリーニング機能も搭載。