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焦点はパウエル発言と米金利の動向

今日はジャクソンホール会議でのパウエル発言で、各市場が大きく動くでしょう。焦点はやはり連続利下げについてパウエルFRB議長がどのようなスタンスを示すか?この点にあります。外為市場では通貨(ペア)により予想シナリオが異なります。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

Analysis Highlights

・焦点はパウエル発言と米金利の動向

22日の外為市場は米ドル買い優勢の展開となった。冴えない指標データに米長期金利(以下米金利)は低下で反応する局面が見られた。しかし、ジョージ・カンザスシティ連銀総裁とハーカー・フィラデルフィア連銀総裁が追加の刺激策に否定的な見解を示すと米金利は小幅に反発。米金利の上昇は米ドル相場のサポート要因となった。
現在の反発基調が続くかどうか、この点を見極めるため市場関係者の耳目はジャクソンホール会議でのパウエル発言に集中している。9月FOMCでの利下げを予想する市場に反し、連続利下げに否定的見解を示す場合、米金利の反発基調は継続しよう。このケースでは、FOMC後のキャップ水準1.75~1.80%の攻防が焦点だが、いずれにせよ米金利の反発基調が続く場合、外為市場では米ドル買い優勢 ― 特に新興国通貨や欧州通貨に対して米ドルが上昇する展開を予想する。米金利との相関性が高まっているドル円も上値トライとなろう。だが、このケースでは米株に調整の反落圧力が高まる可能性が高い。現在、米株反発の土台となっているのがFEDの連続利下げ期待だからだ。「株高→円安」の相関性は薄れているが、「株安→円高」の相関性が未だ健在である状況を考えるならば、107.00前後で上値が抑制される可能性がある。
一方、9月FOMCでの連続利下げを予測している市場に追随し、パウエルFRB議長がその可能性を示唆するならば、米金利には再び低下圧力が高まろう。一方、米株は上値トライの展開となろう。外為市場ではドル高リスクの後退と株高の恩恵を最も受けやすい新興国通貨が主要国通貨に対して上昇しよう。欧州通貨も対米ドルで上昇する展開となるだろう。だがドイツの景気減速、イタリアの政治リスクそして英国のBREXITリスクを考えるならば、上昇幅は限定的となろう。ドル円は米金利の低下に追随し107.00レベルをトライすることなく、下落する展開を予想する。


【米長期金利(10年債利回り)】

米長期金利(10年債利回り)The US treasury yield

・ドル円とユーロドルの展望

今日のドル円は、ジャクソンホール会議でのパウエル発言(日本時間23時)でトレンドが左右されよう。上値の焦点は重要レジスタンスポイント107.00の攻防である。21日MA(106.75前後)の上方ブレイクは107.00トライのシグナルとして捉えたい。106.80から107.00にかけてはオファーが観測されている。107円台の攻防へシフトする場合は、リトレースメント50.00%の水準107.17および61.80%の水準107.68をレジスタンスポイントとして想定したい。107.50にもオファーの観測あり。一方、下値の焦点は106円台の維持となろう。106.20のブレイクは106.00トライのシグナルとなろう。105円台の攻防へシフトする場合は、8月中旬のサポートポイント105.60レベルの維持が焦点となろう。
ユーロドルもパウエル発言と米金利の動向にトレンドが左右されよう。米金利が上昇する場合は1.1060レベルの下方ブレイクを予想する。このケースでは1.1025(8/1安値)を視野に下落幅の拡大を警戒したい。1.1060および1.1020にはビッドの観測あり。一方、米金利が低下する場合、まずはオファーが観測されている1.1120を上方ブレイクできるかどうか、この点に注目したい。これを達成する場合は、21日MA(1.1133前後)が次のターゲットとなろう。1.1130にもオファーが観測されている。21日MAを完全に突破しても短期レジスタンスラインを上方ブレイクしない限り、ユーロの反落リスクを常に意識したい。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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