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焦点は米金利の反発水準

米中対立リスクは再び後退中。株安圧力が後退している状況下では、米金利の動向が外為市場のトレンドを決定するでしょう。現在は反発基調にある米金利ですが、どの水準まで上昇するか?それによりドル円の戻り高値の水準も決定されそうです。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

Analysis Highlights

・焦点は米金利の反発水準

19日の外為市場は米ドル買い優勢の展開となった。各国中銀が金融緩和スタンスを鮮明にしていること、そしてドイツ政府が財政出動に乗り出す可能性があることが材料視され、この日の米株は主要3指数が続伸した。一方、米長期金利(以下米金利)はリスク選好ムードに追随し反発した。「株高/米金利反発」を背景に外為市場では米ドル買い優勢の展開となった。このレポートで再三指摘してきた「株高/米金利上昇」→「米ドル買い」のパターンが再確認できた。
世界的な金融緩和の潮流とドイツの財政出動期待により米中対立に関する懸念は再び後退中。米株の各ボラティリティ指数(VIX / VXN)がそれぞれ警戒水準以下まで低下している状況を考えるならば、現在円相場全体で円高圧力が高まる可能性は低い。ドル円だが、目先の焦点は戻り高値の水準を見極めることにある。その水準は米金利の動向次第で決定されよう。現在、米債市場の参加者は、ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が連続利下げのシグナルを発信してくるかどうか、この点に神経を尖らせている。連続利下げに言及する可能性を否定できない以上、現時点では1.75~1.80%の水準でキャップされる展開を予測する。米金利の上昇幅が抑制される場合、ドル円は107.00レベルで上値の重い展開となろう。一方、米金利が上記のキャップ水準を突破する場合、107円台の攻防へシフトしよう。ユーロドルも米金利にらみの展開が続こう。尚、本日は豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨が公表される。内容次第で外為市場の参加者は今秋以降の利下げの可能性を意識しよう。米金利が反発局面にある中でRBAの追加利下げが意識される展開となれば、豪ドルは対米ドルで下落幅が拡大しよう。

【米長期金利(10年債利回り)】

US treasury yield T-note 米10年債利回り

・ドル円とユーロドルの展望

本日のドル円は堅調地合いを予想する。直近はリスク選好の流れに反応し、米債ロングを解消する動きが見られる。これに連動し、まずは昨日相場をレジストした106.70の突破を確認したい。これに成功する場合、次のターゲットは重要レジスタンスポイント107.00となろう。106.70および107.00にはオファーの観測あり。また、107.03前後には21日MAが低下している。テクニカル面でも107.00前後は引き続きレジスタンスポイントとして意識しておきたい。一方、下値の焦点は今月16日に相場をサポートした106円台の維持となろう。
ユーロドルは、今日も米金利の動向次第でトレンドが決定されよう。リスク選好相場に米金利が追随する場合は下値トライを予想する。このケースでの焦点は1.1025(8/1安値)の維持となろう。この水準の下方ブレイクは重要サポートポイント1.1000トライのシグナルと予想する。1.1030および1.1000にはそれぞれビッドが観測されている。一方、連続利下げが意識され米金利が低下する場合は、1.1115レベルをブレイクできるかどうか、この点に注目したい。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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