ドル円のトレンドは米金利が次第 / ドル円のチャートポイント / ユーロドルのチャートポイント
今日のポイント:『ドル円は米金利の動向次第でトレンドが左右される状況にある。今日注目のチャートポイントにてついて。ユーロドルは1.17-1.20のレンジ相場が続いている。今日注目のチャートポイントについて』。詳細はマーケットレポートをご覧ください。
ドル円のトレンドは米金利が次第
昨日の米国市場は、良好な指標データと景気対策の協議が進展するとの期待を背景に『株高/金利上昇』の展開となった。
現在、各マーケットは米景気対策の協議に関する報道でトレンドが左右されている。
キーマンのひとりペロシ下院議長は、与野党が追加の景気対策で近く合意する可能性を示唆した。実際、合意に至れば、米株は堅調地合いを維持しよう。
株高の局面でのドル円は、米長期金利(以下では米金利)の動向によりトレンドが左右されると予想する。
昨日のように米株高と米金利の上昇が同時に発生する局面では、104円台を維持する展開が続こう。
逆に株高の局面で米金利が低下するならば、104.00をトライする展開を想定したい。
米長期金利のチャート
ドル円のチャートポイント
今日の米国市場が『株高/金利上昇』の展開となる場合、ドル円は上値を目指す展開となろう。
21日MAが推移している105.40前後の水準およびバンドの上限105.64レベルの攻防に注目したい。これら水準の突破に成功すれば、106.00への再上昇が焦点として浮上しよう。
『株高/金利低下』または『株安/金利低下』の局面では、バンドの下限が推移している104.50レベル、および今月21日安値104.32の攻防に注目したい。
これらの水準を一気に下方ブレイクする展開となれば、104.00を視野に下落幅の拡大を警戒したい。
米国市場が『株安/金利上昇』の局面でのドル円は、ドル買いにサポートされ『株高/金利上昇』の局面と同じく上値を目指す展開を予想する。
しかし、このケースでは円買いの圧力も同時に高まるため、『株高/金利反発』程の上昇は期待できない。105.00前後で反落する可能性を意識したい。
ドル円のチャート
ユーロドルのチャートポイント
ドル円と同じくレンジ相場が続いているユーロドルだが、目先の上値の焦点は1.1880の突破となろう。この水準は21日の反発を止めた他、9月に相場の上昇を抑制した経緯もある。1.1880レベルの突破は1.19をトライするシグナルと想定したい。
米国市場が『株高/金利低下』の展開となる場合、これらレジスタンスのポイントをトライすると予想する。
一方、下値の焦点は1.1700を下限と想定し、10日MAが推移している1.1780前後、および1.1610レベルを起点とした短期サポートラインが推移している1.1720前後での攻防に注目したい。米国市場が『株安/金利上昇』の展開となれば、後者の1.1720レベルを視野に下落幅が拡大する展開を想定したい。
ユーロドルのチャート
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