「株高→米ドル安」が続く場合、ユーロドルは1.14トライが焦点
今日のサマリー。「米株高→米ドル安」の状況は変わらず。昨日はカナダドルや欧州通貨での米ドル安が目立った。ユーロドルは重要レジスタンスポイントの1.14を三度トライするか?この点に注目。詳細はマーケットレポートをご覧ください。
「株高→米ドル安」が続く場合、ユーロドルは1.14トライが焦点
昨日の外為市場も「株高→米ドル安」の展開となった。
米ドル相場のパフォーマンスを確認すると、先進国通貨ではカナダドル、欧州通貨そして豪ドルに対する米ドル売りが目立った。
株高トレンドが続く場合、米ドル安トレンドも続くだろう。
そしてFEDが超金融緩和政策を続ける限り、このトレンドは続くだろう。
昨日、米ドルに対して最も上昇したカナダドルは、株式の動向に加えて、原油価格の動向も注視する必要がある。
昨日は株高の米ドル安に加えて、原油価格が反発したことでカナダドル買いの圧力も高まった。
一方、ドル円だが、株高局面では「米ドル安vs円安」の戦いとなる。
お互いの売り圧力がぶつかり合うことにより、今後もレンジ相場が続こう。
米ドル相場のパフォーマンス
個人的に注目している通貨ペアは、レジスタンスポイントをトライしているユーロドルである。
オファーが観測されている1.1350レベルを完全に突破する場合、3月以降、レジスタンスポイントとして意識されている1.1400レベルをトライする可能性が高まろう。
この水準には1.1492(3/9高値)を起点とした短期レジスタンスラインが推移している。
1.14以上の上値トライは、1.14台の維持が条件となるが、インプライドボラティリティ(1週間)が6%台という低水準で推移している状況を考えるならば、現状では1.15を一気にトライする可能性は低い。
まずは1.1400レベルのトライ、それを達成する場合は1.14台を維持できるかどうか?これらの点が目先の焦点となろう。
尚、1.1400にはオファーが観測されている。
一方、株安の局面でのユーロドルは、下値トライの展開となろう。
このケースでは、7日と8日に相場をサポートした21日MAの攻防が目先の焦点となろう。
このMAは今日現在、1.1260レベルで推移している。
すぐ下の水準1.1250にはビッドの観測あり。
21日MAを下方ブレイクする場合は、6月の中旬に相場をサポートした1.1160レベルまでの反落を警戒したい。
このレベルにもビッドが観測さている。
ユーロドルのチャート
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