米ドル安トレンドの加速でドル円は103円割れの展開に / ドル円のチャートポイント
今日のポイント:『米ドル安のトレンドが加速している。ドル円はついに103円割れの展開に。今日のチャートポイントについて』。詳細はマーケットレポートをご覧ください。
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米ドル安トレンドの加速でドル円は103円割れの展開に
17日の外為市場では、米ドル安のトレンドが加速した。
米ドル安に加えて株高にもサポートされた豪ドルは、対米ドルで0.76台の水準へ難なく上昇する展開となった。
豪ドル/米ドルの次に上昇幅が拡大したのがユーロドルだった。昨日の東京タイムに1.22台へ上昇した後も堅調地合いを維持し、NYタイムの後半には高値1.2273をつける局面が見られた。その後は反落するも、1.22台を維持する状況が続いている。
そしてドル円だが、ついに103円を割り込む展開となった。
安値102.86まで下落した後、再び103円台へ上昇しているが戻りは限定的である。
市場の短期予測を反映するリスクリバーサル(1週間)を確認すると、ドル円のそれは低下基調にある。これらの状況は、短期的にドル円の下落トレンドが継続する可能性を市場関係者が意識していることを示している。
ドル円の短期予測
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ドル円のチャートポイント
ドル円は3日連続で陰線引けとなっている。米ドルの買戻しが入るタイミングに差し掛かってはいるが、米長期金利(以下では米金利)が1%手前でキャップ状態となっている。この状況を考えるならば、ドル円が反発しても上昇幅は限定的となろう。
目先の上値の焦点は、103.20および103.40前後の攻防となろう。
前者(103.20)は、昨日のNYタイムに上値を抑制したレジスタンスポイントである。
一方、後者(103.40)は、16日のFOMC後に相場をサポートした。しかし、17日の東京時間では一転してレジスタンスポイントへと転換し、103円割れのきっかけとなった経緯がある。
103.40レベルを完全に突破する場合は、FOMC後に付けた高値103.91のトライが次の焦点として浮上しよう。この水準のすぐ下103.80前後には10日MAが推移している。
ドル円のチャート①
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株高のみのリスク選好相場が続く場合は、米ドル安のトレンドがさらに加速する展開が予想される。よって、ドル円もさらに下値をトライする展開を想定しておきたい。
目先の焦点は、標準偏差回帰分析バンドの下限102.38レベルの攻防となろう。昨日の安値102.86の下方ブレイクは、102.38トライのシグナルとして警戒したい。
102.38をも下方ブレイクする展開となれば、102.00のトライが現実味を帯びてこよう。102.00にはビッドの観測あり。また、102.00下にはストップの売りオーダーも観測されている。
ドル円のチャート②
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