米ドル安優勢の展開は続く/ ユーロドルとユーロ円のチャートポイント
今日のポイント:『米ドル安のトレンドは変わらず。ユーロドルはレジスタンスポイントの1.19レベルの突破に成功。ユーロドルとユーロ円のチャートポイントについて』。詳細はマーケットレポートをご覧ください。
米ドル安優勢の展開は続く
25日の外為市場は、前日に続き米ドル優勢の展開が続いた。
米ドル安にサポートされているユーロドルは、レジスタンスポイントとして意識されている1.1900レベルの突破に成功すると、高値1.1929まで上昇する局面が見られた。
ユーロドルの次の焦点は1.19台の維持である。9月以降、1.19台へ到達する局面は見られるが、その水準を維持することには失敗し続けている。それが故に1.16-1.19のレンジ相場が続いてきた。
米ドル安の圧力が再び高まっている今の状況で1.19台の維持に成功すれば、1.19以上に重要なレジスタンスポイントである1.20(1.2011)を視野に上昇幅の拡大が予想される。
ユーロドルのチャート
なお、市場の短期予測を反映するリスクリバーサル(ユーロドル / 1週間)の動向を確認すると上昇基調にある。また、このトレンドは豪ドル/米ドルやNZドル/米ドルにも見られる。これらリスクリバーサルの動向は短期的な米ドル安トレンドが市場で意識されていることを示している。
ユーロポンドの下落が0.8860レベルで止められつつある状況も考えるならば、短期的にユーロドルは、現在の堅調地合いを維持する可能性が出てきた。
市場の短期予測(リスクリバーサル)
ユーロ円の焦点とチャートポイント
ユーロ円は3日続伸の展開となっている。しかし、ドル円の動向によっては再び反落する可能性を意識する必要がある。
11月以降、世界的に株高トレンドが鮮明となっている。この状況下でユーロ円は、ユーロドルよりもドル円の影響を受けやすい状況へ転じている。
実際に3通貨ペアの相関係数を確認すると、ユーロ円とドル円のそれは『0.83』と高い。対照的にユーロ円とユーロドルのそれは『-0.24』と、若干ながら逆相関の関係が見て取れる。
また、ユーロ円とドル円の比較チャートを確認すると、ここ3日間はかい離が広がっているが、8月以降のトレンドがほぼ一致している。
よって、目先のユーロ円は、ドル円の動向に影響されることを想定しておきたい。
米ドル安トレンドが続く状況下でもドル円が104円台で底堅さを維持すれば、ユーロドルの堅調地合いにサポートされ、ユーロ円は短期レジスタンスライン(今日現在124.61レベル)を突破しよう。そして125円を目指す可能性が出てこよう。
一方、米ドル安の圧力によってドル円が再び103円台へ反落する場合は、ユーロドルの上昇を相殺しよう。このケースでは短期サポートライン(123.40レベル)の攻防が焦点となろう。
3通貨ペアの相関関係
ユーロ円とドル円の比較チャート
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
IG証券のFXトレード
- 英国No.1 FXプロバイダー*
- 約100種類の通貨ペアをご用意
* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。