米雇用統計と米株の反応に注目 / ドル円のチャートポイント
今日のサマリー。米株高トレンドの影響を受け米ドルの買戻しは限定的。今日は7月の米雇用時計に注目。ドル円のチャートポイントは104.17、106.20そして106.50。詳細はマーケットレポートをご覧ください。
米雇用統計と米株の反応に注目
米国の株式市場は連日続伸の展開となっている。
特にナスダック総合株価指数は7日続伸し、前日比109.67ポイント(1.0%)高の11,108.07と過去最高値を連日更新している。
米株高トレンドが続いているため、外為市場では米ドルを買い戻す動きが見られても限定的という状況が続いている。
本日は7月の米雇用合計が発表されるが、労働市場の回復が具体的な数値で確認される場合、「米株高トレンドの加速→米ドル安の加速」という展開が予想される。
一方、米雇用統計が市場予想を下回る場合は、米株高を調整する絶好の材料として利用される可能性が高い。
このケースでは、外為市場で米ドルを買い戻す動きが見られよう。尚、今回の予想値は以下となっている。
7月米雇用統計の予想値
ドル円のチャートポイント
米雇用統計が良好な結果となり米株高のトレンドが続く場合、ドル円は上値の重い展開となろう。
通貨オプション市場では、予想変動率(インプライドボラティリティ)が再び上昇基調にある。
一方、リスクリバーサルは低下基調にある。大きく動くなら「下方向」であることを市場関係者は予想している。
「米株高→米ドル安」での焦点は、104円台へ再び下落するか?この点となろう。
104円台の攻防となる場合は、先月31日に相場をサポートした104.17の維持が焦点となろう。
この水準付近で相場がサポートされる場合は、104円台での底堅さを市場に印象づけよう。
逆にこの水準を下方ブレイクする場合は、104.00トライを想定したい。104.00にはビッドが観測されている。
一方、さえない雇用統計で米株が反落する場合、ドル円の焦点は106円台の攻防となろう。
104円台から反発する局面で上値を抑制した106.20および106.50のレベルを突破できるかどうか?この点に注目したい。
106.23レベルには21日MAが推移している。
また、106.30から106.50にかけてはオファーが観測されている。
ドル円の短期予測
ドル円のチャート
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