ドル円の見通しとテクニカル分析
今週のドル円は、新たなレジスタンスの水準を見極めることが焦点となろう。注目しておきたいチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。
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※今週のユーロドルの見通しについてはこちらのレポートをご覧ください
新たなレジスタンスの水準の見極め
今週のドル円(USDJPY)は、どの水準が新たなレジスタンスとなるのか?この点が焦点となろう。
現在のドル円は、短期サポートラインを維持し21日MA(132.14レベル)の攻防となっている。MACDは横ばい推移ながらもゴールデンクロスが示現しつつある。こちらのレポートで取り上げた米国の経済指標が株高の要因(円安の要因)、または米金利の上昇要因(米ドル買いの要因)となれば、ドル円は21日MAを日足ローソク足の実体ベースで完全にブレイクするだろう。このケースでは、ドル円の133.00トライおよびブレイクが次の焦点となろう。
ドル円が133円台へ上昇する場合は、今月3日に相場の反発を止めた100日MA(133.36レベル)のトライとなるかどうか?この点に注目したい。100日MAをもブレイクする場合は、今月3日の高値133.75レベルまでの反発を想定しておきたい。
ドル円のチャート
戻り売りを警戒
ドル円(USDJPY)のリスクリバーサルに大きな変動は見られない。だが、ドル円が反発基調にあっても、その動きに追随することなくドルプット優勢の状況が続いている。ゆえにドル円が反発の局面にある時は、常に戻り売りを警戒しておきたい。
上で述べた米国の経済指標やFOMC議事要旨、またはFEDスピーカー達の言動により米金利の低下圧力が高まる場合は、ドル円の反落を想定しておきたい。このケースでは、短期サポートラインの攻防が焦点となろう。このラインは今週、131.05レベルから131.35レベルで推移する。
ドル円が短期サポートラインを下方ブレイクする場合は、130円台への反落を想定しておきたい。テクニカルの面ではIG為替レポートで何度も取り上げてきたフィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準130.40レベルで反転するかどうか?この点に注目したい(上の日足チャートを参照)。
ドル円とリスクリバーサルのチャート
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