Uアローズが一時20%高、前澤友作氏が大株主に アダストリアも急伸
14日の株式市場でユナイテッドアローズとアダストリアがいずれも大幅高。ZOZOの創業者である前澤友作氏が大株主になっていたことが明らかになり、思惑的な買いが入った。
14日の株式市場で大手アパレルのユナイテッドアローズ<7606>とアダストリア<2685>がいずれも大幅高となった。13日の取引終了後、インターネット衣料品通販大手ZOZO<3092>の創業者で前社長である前澤友作氏が両社の大株主になっていたことが大量保有報告書で明らかになり、思惑的な買いが入った。
ユナイテッドアローズは前日比192円(14.37%)高の1528円で引けた。一時、20.96%高の1616円まで買われた。
アダストリアの終値は89円(5.53%)高の1698円。
大量保有報告書によると、前澤氏は7日までに約75億円を投じてユナイテッドアローズ株7.97%、アダストリア株5.60%を取得した。
また報告書によると、保有目的は純投資を基本とする一方、発行者経営陣との間で友好的な関係が構築されることを前提として、必要に応じて企業価値向上のための助言、または提案を経営陣に対して行う可能性もある。
ユナイテッドアローズの2020年4~6月期最終損益は35億円の赤字。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言に伴う実店舗の休業が響き、02年の上場以来初めて同期に赤字を計上した。
アダストリアも同様の理由により20年3~5月期の最終損益は36億円の赤字となった。両社ともネット通販の強化が急務だ。
前澤氏は昨年9月にZOZOの代表取締役社長を退任。その後、ZOZOの親会社Z Holdings Corporation<4689>に次ぐ2位の株主となっている。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。