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米指標データ後の動きに注目 / ドル円とユーロドルのチャートポイント

サマリー:「今日は米国の指標データに注目。発表後の米金利の動きで外為市場のトレンドが左右されると予想する。ドル円とユーロドルのチャートポイントは?」詳細はマーケットレポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

米指標データ後の動きに注目

・米指標データとマーケットの反応が焦点に

昨日の米国市場は「株安 / 金利の低下」という典型的なリスク回避相場となった。この局面では、外為市場で円を買う圧力が高まりやすい。事実、昨日は総じて円買い優勢の展開となった。

今日の米国市場を考える上で重要な材料は、指標データである。8月個人消費支出(PCE)と9月ISM製造業景況指数の内容とマーケットの反応に注目したい。

現在、リスク要因のひとつとして意識されているのが、サプライチェーンの混乱とそれに伴うインフレである。PCEが予想(4.2% / コア予想:3.5%)以上に上振れする場合、米金利が上昇する一方、米国の株式市場ではグロース株を中心に売り圧力が高まることが予想される。
外為市場では、米ドル買いと円買いの圧力が高まることが予想されるが、米金利が上昇する局面では米ドル買いの圧力が勝ると思われる。

一方、昨日のようなリスク回避相場では円買い優勢を予想する。

個人消費支出(PCE)の動向

個人消費支出(PCE)の動向

一方、ISM製造業景況指数については、景気とインフレの動向を考える上で重要な指標である。

指数が予想(59.5)を下回る場合、サプライチェーンの混乱を受けた景気回復の鈍化懸念が意識される可能性がある。また、雇用指数で労働力の供給不足状態が確認される場合は、インフレの高止まりが意識される可能性があろう。

ISM製造業景況指数が景気の鈍化やインフレに対する懸念を想起させる内容となれば、米国市場ではリスク回避相場が続く可能性がある。実際にそのような展開となる場合は、米金利の反応が外為市場のトレンドに影響を与えよう。

上で述べたとおり、米金利が上昇で反応する一方、米株安となる場合は米ドル買い優勢の展開を想定しておきたい。

一方、昨日のように米金利の低下と米株安が同時に発生する場合は、円買い優勢の展開を予想する。

ISM製造業景況指数の動向

ISM製造業景況指数の動向

ドル円とユーロドルのチャートポイント

・ドル円(USDJPY)

今日のドル円(USDJPY)は、米指標データ発表後の動きに注目したい。特に米金利の反応が重要となろう。

米金利が反発する場合は、サポートポイントとして意識されている111.20レベルまたは111.00レベルで反転する展開を想定しておきたい。このケースでは、フィボナッチ・リトレースメントの各水準での攻防に注目したい。112.00レベルでは反落リスクを警戒しておきたい。

一方、米金利の低下と米株安が同時に発生する局面では、111.00のトライおよび10日EMA(今日現在110.89レベル)までの下落を想定しておきたい。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

・ユーロドル(EURUSD)

ユーロドル(EURUSD)は、フィボナッチ・プロジェクション100.0%の水準(1.1662レベル)だけでなく、1.16レベルをも下方ブレイクする展開となっている。

1.16台を回復できずにいること、そして10日EMA(今日現在1.1661レベル)すら突破できない状況が続いていることも考えるならば、引き続き下値トライを警戒したい。

ドル円と同じく、ユーロドルも米指標データ発表後の動きに注目したい。特に米金利の動向が重要となろう。

目先の焦点は、昨日の安値1.1561レベルの下方ブレイクである(米指標データの発表前にこの水準をブレイクする可能性も意識しておきたい)。そしてフィボナッチ・プロジェクションの中でも重要なポイントである161.8%の水準1.1508レベルを視野に下落幅の拡大を警戒したい。

一方、米金利の低下と同時に米株が反発する局面(株高のみのリスク選好相場)では、ユーロドルの反発を予想する。このケースでは、5日EMA(今日現在1.1618レベル)を突破できるかどうか?まずはこの点を確認したい。5日線の上方ブレイクに成功する場合は、10日線のトライが焦点となろう。だが、現在の地合いでは5日線前後までの反発が限界と予想する。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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