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ドル円、ユーロドル、ポンドドルのチャートポイント

サマリー:「昨日は対円や欧州通貨で米ドル売り優勢となった。しかしFRBが金融政策の正常化に向けて舵を切っているため、米ドル高のトレンドは続くと思われる。ドル円、ユーロドル、ポンドドルはテクニカル面で面白い状況にある。」詳細はマーケットレポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

ドル円のチャートポイント

9月米消費者物価指数(CPI)は5.4%と、前月の5.3%からインフレが加速した。

この結果を受け米債市場では2年債、3年債、5年債の各利回りが上昇する一方、長期金利(10年債利回り)は一時1.52%まで低下する展開となった。

ドル円(USDJPY)は長期金利の低下に反応するように、この日は陰線で引けた。しかし今年の後半以降は、2年債および5年債の利回りとの相関性が徐々に高まっている。この動きを考えるならば、昨日の動きは調整の反落の域を出ていない。事実、ドル円は113円台を維持している。

直近2日の動きで明確になってきたのが、ドル円のレジスタンスポイントである。

昨日は高値113.80レベルで反発が止められ、フィボナッチ・プロジェクション100.0%の水準(113.77レベル)がレジスタンスポイントとして意識され始めていることが改めて確認できた。

今日のドル円も米金利にらみの展開となるだろう。

米金利の上昇局面では、113.80レベルのトライおよび突破に注目したい。この水準の突破は、114.00トライのシグナルと想定しておきたい。

一方、下値の焦点は113円台の維持で変わらず。

現在は113.20台がサポートポイントとして意識されている。113.26レベルは、フィボナッチ・リトレースメント23.6%の水準にあたる。113.20台を完全に下方ブレイクする場合は、113.00トライの可能性を意識したい。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

ユーロドルのチャートポイント

昨日のユーロドル(EURUSD)は1.1527レベルでサポートされ、大陽線が示現。直近高安の50.0%の水準(1.1583レベル)だけでなく、10日EMA(1.1586レベル)をも上方ブレイクする展開となった。

9月後半以降、レジスタンスラインとして相場の上昇を止めてきた10日線をブレイクしたことで、テクニカル面ではユーロドル反発の可能性が出てきた。

次の焦点は、21日EMAが推移している1.1631レベルである。すぐ上の水準1.1640レベルは、今月4日の上昇を止めた水準である。

しかし、ユーロドルが上で述べたレジスタンスポイントを目指す展開となっても、トレンドは下落基調を維持すると予想する。米欧の金融政策の方向性に違い(正常化を目指すFRBと緩和政策を維持するECBのスタンス)が続く限り、米金利の上昇に伴う米ドル買いが続く可能性が高いからだ。

よって、ユーロドルが続伸する場合は上昇トレンドへ転じたのではなく、新たなレジスタンスポイントの水準を探る展開であることを意識しておきたい。

目先、下値の焦点は1.1527レベルの維持で変わらず。

この水準の下方ブレイクは、フィボナッチ・プロジェクション161.8%の水準1.1508トライ(1.15台の維持)となろう。この点も変わらず。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

ポンドドルのチャートポイント

ユーロドルと同じく、ポンドドル(GBPUSD)も昨日は買戻し優勢の展開となった。

21日EMA(1.3639レベル)を大陽線でブレイクした状況もユーロドルと同じ(ユーロドルの場合は10日線のブレイク)。

しかしユーロドルと大きく違う点は、イングランド中央銀行(BoE)が金融緩和からの脱却を模索していることである。

インフレの加速に伴い、短期金融市場ではBoEが2022年末までに政策金利を1%まで引き上げる可能性が意識されている。

今年前半の時点では、早くても来年半ば頃に利上げを開始するとの予想だった。しかし現在では、今年12月16日の会合でBoEが利上げに踏み切る確率が74%台まで上昇している。

BoEの利上げ期待は、ポンド相場のサポート要因となろう。だが、FRBも金融政策の正常化に舵を切っているため、ポンド円(GBPJPYと比べてポンドドルの上昇幅は限定的となる可能性がある。

目先、ポンドドルの焦点は、9月高安の50.0%戻し1.3661レベルの突破である。昨日はこのテクニカルポイントで上昇が止められた。今月11日にも同じ展開が見られた。

この水準の突破に成功する場合は、50日EMA(1.3705)およびフィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準1.3720レベルを視野に上昇幅の拡大を予想する。また、これらレジスタンスポイントでは、反落リスクも同時に警戒しておきたい。

上で述べたレジスタンスポイントで反落する場合は、今月12日の安値1.3567レベルおよび6日の安値1.3542レベルの攻防に注目したい。

ポンドドルのチャート

ポンドドルのチャート

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