ユーロドル 次の焦点は1.20台の維持 / ユーロ円 次の焦点は127円台の維持
今日のサマリー。ユーロドルの焦点は1.20台の維持。ユーロ円の焦点は127円台の維持。調整の反落となる場合、下値のチャートポイントは?詳細はマーケットレポートをご覧ください。
ユーロドル 次の焦点は1.20台の維持
昨日の米国株式市場では、ナスダック総合株価指数が3日続伸し連日で最高値を更新。
S&P500 指数もハイテク株の上昇にサポートされ、最高値を更新する展開となった。
一方、この日の米長期金利は取引序盤に反発する局面が見られるも、すぐに失速。先月27日以来となる0.66%台まで低下する局面が見られた。
米国市場で株高と金利の低下が続く限り、それはユーロドルのサポート要因となろう。
事実、昨日は節目の1.20を突破する局面が見られた(高値1.2011)。
昨日の日足ローソク足が下落転換の可能性を示す上影陰線だったことを考えるならば、本日は調整の反落を警戒したい。
投機筋のユーロ買いポジションが21万枚超という高水準にあることも、反落の材料となり得る。
このケースでの下値の焦点は、1.19台の維持となろう。1.18台の攻防へシフトする場合、21日MA(今日現在1.1841レベル)の維持が次の焦点となろう。
1.1900および1.1850にはビッドが観測されている。
政策相場(株高/米ドル安)が今後も続くことを考えるならば、ユーロドルが反落しても、それは短期で終息すると予想する。
調整の反落を挟みながらユーロドルが上昇基調を維持する場合、次の焦点は1.20を突破した後、その水準を維持できるかどうか?この点となろう。
これをも達成する場合は、2018年5月1日の高値1.2085および1.2100が次の上値の焦点として浮上しよう。1.2050および1.2100にはオファーの観測あり。
ユーロドルのチャート
ユーロ円 次の焦点は127円台の維持
一方、ユーロ円だが、昨日は高値127.07で上値が抑制され反落した。
ユーロドルと同じく、日足ローソク足は上影陰線のかたちとなった。本日は、ユーロ円の反落を警戒したい。
だが、下値をトライする展開となっても、米株高のトレンドが続く限り下落幅は限定的となろう。
ユーロ円が反落する場合、まずは126円台の維持が焦点となろう。
126.06は直近の高安38.20%戻しの水準にあたる。
125円台の攻防へシフトする場合は、先月21日の安値124.43を起点とした短期サポートラインの維持が焦点となろう。
このラインは今日現在、125.60-85の水準で推移している。
このラインをも下方ブレイクする場合は、先月26日以降、相場をサポートしている125.20レベルを次のサポートポイントとして想定しておきたい。
一方、上値の焦点は127.00を突破した後、この水準を維持できるかどうか?この点にある。
ドル円がこう着状態にあることを考えるならば、127円台への上昇は、ユーロドルが1.20台へしっかり上昇できるかどうか?にかかっている。
そしてその可能性が高いことを考えるならば、ユーロ円の127円台への上昇を想定したい。
ユーロ円のチャート
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