Zoom株が一時25%高、時間外で 5~7月期売上高が大幅増
31日の米株市場の時間外取引で「Zoom」を運営するズーム・ビデオ・コミュニケーションズが急伸。一時、通常取引終値を25%超上回った。5~7月期の売上高が前年同期比4.6倍となったことが好感された。
8月31日の米株式市場の時間外取引でビデオ会議サービス「Zoom」を運営するズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM>が急伸。一時、通常取引終値を25%超上回った。同日引け後に発表した2020年5~7月期決算は売上高が前年同期比4.6倍となり、また21年1月期通期の業績見通しを引き上げた。
時間外取引の終値は73.92ドル(22.74%)高の399.02ドルだった。
通常取引は前週末比25.83ドル(8.63%)高の325.10ドルで終了。終値ベースで過去最高値を更新した。株価は年初の水準に比べ4.7倍となった。
5~7月期の売上高は6億6352万ドル。市場予想の5億ドルを大きく上回った。4~6月期の売上高は同2.7倍で、5~7月期に伸びが加速した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴いオフィスや学校に浸透し始めたビデオ会議が定着したことが大きい。
特別項目を除く1株あたり利益は0.92ドル。市場予想は0.45ドルだった。
従業員10人超の企業・団体顧客数は5.6倍の37万200件に増加した。契約規模が年間10万ドル超の顧客数も2.1倍の988件になった。
21年1月期業績予想を引き上げ
ズームは21年1月期通期の業績予想を引き上げ、売上高が23億7000万~23億9000万ドルになる見込みだと発表した。同社は従来、最大18億ドルを見込んでいた。市場予想は18億1000万ドル。
特別項目を除く1株あたり利益は2.40~2.47ドルを見込んでいる。同社の従来の見通しは1.21~1.29ドルだった。市場予想は1.30ドル。
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