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AI(人工知能)関連の注目銘柄5選

AI(人工知能)は働き方や学び方、コミュニケーション方法などを革新します。この記事では、2024年6月に注目のAI関連株5銘柄を紹介します。取り上げる銘柄は時価総額に基づいて選ばれています。

AI(人工知能)関連の注目銘柄5選 出所:ゲッティ

AIの背景知識

AI(人工知能)業界は、機械学習、自然言語処理、ロボット工学などの進歩により、近年大きく成長しました。世間の注目を集めるのに一役買ったのは、対話形式で質問に回答できる「ChatGPT」でした。

AIはさまざまな角度から私たちの生活に変化をもたらす可能性があります。この記事では、トレーダーがAI時代にいかに投資できるかについて、必要な知識をご紹介します。

AIとは?

ブリタニカ百科事典では、AIを「知的生物が取り組むタスクを実行する、デジタルコンピュータまたはコンピュータ制御ロボットの能力」と定義しています。一方で、米国のエヌビディア社は、AIを「コンピュータプログラムまたは機械が、明確な命令を受けることなく、思考・学習・行動する能力」と表現しています。

チャットGPTとAIの時代

2019年、AI研究所であるOpenAIが、基本的な読解を行い、文章を生成する「GPT-2」というソフトウェアプログラムを開発しました。GPT-2は当初、プロパガンダの生成を利用して悪用される懸念があったことから、一般には公開されませんでした。

しかし、2022年11月に『GPT-3」が公開され、そこから派生したインターフェイスであるChatGPTが反響を呼びました。2023年3月14日、同研究所はその最新型である「GPT-4」を公開しました。このソフトウェアはより幅広い一般知識と問題解決能力を持ち、また、禁止事項に対する要求には応答しにくいとされています。すなわち、GPT-4は従来のものと比べ、より安全で強力な機能を備えていると、同研究所は述べています。

2023年3月21日、ビル・ゲイツ氏は「AIの時代が始まった」と題するブログを公開しました。この投稿でゲイツ氏は、「AIの発展は、マイクロプロセッサー、パソコン、インターネット、携帯電話の誕生と同じくらい根幹をなすものです。AIは、人々の仕事、学習、旅行、健康管理、コミュニケーションのあり方を変革させます。産業界全体がこの技術を軸として転換していくでしょう。企業はこの技術をどう活かすかで差別化を図るはずです」とコメントを残しました。

トレーダーはどのようにしてこの革命的な技術に投資すればいいのでしょうか。純粋なAI銘柄は非常に限られていますが、多くの名だたる企業がAI技術を利用し、AIに対して投資しています。

AI関連の注目銘柄5選

ここでは、AIの恩恵を受けている企業を5社紹介します。株価やその他の数値は2024年5月28日時点の引用です。また、過去の値動きは将来の株価動向を示すものではありません。

  1. エヌビディア(NVDA)

  2. アーム・ホールディングス(ARM)

  3. ユーアイパス(PATH)

  4. SREホールディングス(2980)

  5. パークシャテクノロジー(3993)

22日に記録的な決算を発表したエヌビディアは、金融市場における存在感を維持しています。第1四半期の決算では、売上高が前年同期比262%増の260億ドルとなり、データセンター関連の売上高は同427%増の226億ドルとなりました。また、1対10の株式分割を6月7日に行うとしたほか、分割後の四半期配当金を150%増配するとも発表しました。

生成AI向けの需要が前代未聞の速さで伸びる中、データセンター事業は大幅に成長しており、減速の兆しはありません。同社CEO(最高経営責任者)のジェン・スン・フアン氏は、「次世代の産業革命はすでに始まっています。国や企業はエヌビディアと協業し、1兆ドル規模でのデータセンターから先進的なコンピューティングへの移行や、新しいデータセンターであるAI工場の構築、新たなコモディティとなるAI製品の生産を進めています」と述べました。

同社の株価は、年初来で130%上昇しており、決算発表からも20%上昇しています。

アーム・ホールディングスは中央処理措置(CPU)や関連技術の構築、開発、ライセンス供与を行っており、半導体企業や相手先ブランド製造業者(OEM)は、同社の技術を製品開発に利用しています。2023年9月にナスダックに上場し、AIにおける存在感を確立しました。

同社はこれまでに2870億個ものチップを出荷しています。また、世界の人口の70%は同社ベースの製品を利用し、スマートフォンの99%には同社の製品を基にしたプロセッサーが搭載されています。

2024年第4四半期決算では、売上高が前年同期比47%増の9.28億ドルとなり、過去最高額に達しました。「アーム・トータル・アクセス(ATA)」ライセンスの新規契約や、AI、データセンター、エッジコンピューティングにおける同社技術の需要増により、ライセンシングなどの売上高が前年同期比60%増となりました。チップメーカーはATAライセンスを利用することで、同社の知的財産、ツール、サポート、設計などに関する知見にアクセスできるようになります。

同社の株価は、上場来で122.7%、年初来では66.3%上昇しています。

ユーアイパスの「Business Automation Platform(ビジネス・オートメーション・プラットフォーム)」は、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)を利用することでプロセスを一貫して自動化することを可能にします。このプラットフォームは、様々なデータベース上の事業、技術、アプリケーション、機能にまたがるタスクの自動化をサポートしています。

同社は2005年にルーマニア・ブカレストで始まり、創業時の社員数はわずか10名でした。現在では、世界100カ国以上に10,800もの顧客を抱えています。2021年4月21日にはニューヨーク証券取引所に上場しました。

他のAI関連企業とは対象的に同社の株価は苦戦しており、年初来では24.5%下落しています。しかし、同社の第4四半期決算では過去最高の四半期売上高を発表しており、プラットフォームからの年間経常収益(ARR)は前年同期比22%増となりました。これを考慮すると、割安感があると言えます。

SRE(エスアールイー)ホールディングスはAIクラウド&コンサルティング事業とライフ&プロパティソリューション事業を展開しています。同社は不動産に注力していますが、金融、IT、ヘルスケア業界にもソリューションを提供しています。

同社のクラウドソリューションには、AIによる不動産査定、契約内容の重説、査定API、マーケティングクラウドなどがあります。また、「SRE AI Partners(エスアールイー・エーアイ・パートナーズ)」は、IT、ソフトウェア、AI・機械学習を中心としたAIコンサルティングサービスを顧客に提供しています。同サービスは顧客行動の予想、採用の効率化、業務の最適化を支援するように設計されています。

2023年度の売上高は242億円、営業利益は22億円で、どちらも前年同期比31%増となりました。ARRは同50%増の42億円でした。

株価は年初来で34.2%上昇しています。

パークシャテクノロジーは自然言語処理や機械学習・深層学習技術を用いたアルゴリズムを研究開発し、製品として実装しています。同社のエンタープライズAI製品は、小売・流通、信販・銀行、保険、医療・ヘルスケアなど幅広い業界に対し、大規模言語モデル(LLM)、セキュリティ、顧客関係管理(CRM)などのソリューションを提供しています。同社製品は、クラウド、チャットボット、Microsoft Teams向けAIヘルプデスクなど多岐にわたります。

同社はこれまでに165のアルゴリズムを2,354社に提供しており、1日のユーザー数は930万人にも上ります。

第2四半期の売上高は、前年同期比21.9%増の81億円で、事業利益は同124.4%増の20億円となりました。

株価は年初来で15.7%上昇しているものの、2月末につけた52週高である6,850円からは大幅に下落しています。

これらの銘柄を取引するには

IG証券で口座を開設すれば、CFDで株式を簡単に取引することができます。

  1. 取引システムにログインし、個別株口座を選択します。
  2. 次に、取引したい銘柄名を検索し、取引チケット上で「買い」または「売り」を選択します。
  3. ロット数を選択し、「注文確定」で取引を確定します。

※詳しくは、株式CFDについてのページをご覧ください。または、コールセンターまでお問い合わせください。


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