政策金利とは
政策金利とは、日本銀行(BOJ)や米連邦準備制度理事会(FRB)といった中央銀行が、民間の金融機関に融資する際に用いられる金利のことです。基準金利とも呼ばれています。
中央銀行は、企業の活動や物価の動向に応じて政策金利を操作し、景気の過熱や後退をコントロールしようとします。
一方、民間の金融機関は政策金利をベースに融資や預貯金の金利を決定します。
政策金利とは、日本銀行(BOJ)や米連邦準備制度理事会(FRB)といった中央銀行が、民間の金融機関に融資する際に用いられる金利のことです。基準金利とも呼ばれています。
中央銀行は、企業の活動や物価の動向に応じて政策金利を操作し、景気の過熱や後退をコントロールしようとします。
一方、民間の金融機関は政策金利をベースに融資や預貯金の金利を決定します。
政策金利の水準は、企業の設備投資に大きな影響を与えます。なぜなら、民間の金融機関は政策金利をベースに貸出金利の水準を決めるからです。
中央銀行が政策金利を上げれば、貸出金利が上がります。融資を受ける企業にとっては債務の負担が増えることになります。逆に政策金利が引き下げられる場合、融資を受ける企業にとっては債務の負担が減ることになります。
政策金利は、企業だけでなく私たちの生活にも大きな影響を及ぼします。例えば、中央銀行が政策金利を引き下げれば、住宅ローンの金利は下がります。ローンを組んで住宅を購入する人にとっては、債務を返済する負担が減ることになります。その一方で、政策金利の引き下げは預金金利の引き下げにつながります。このため金融機関にお金を預けていてもわずかな利息しかもらえないというデメリットもあります。
逆に中央銀行が政策金利を引き上げれば、住宅ローンの金利は上昇します。ローンの借り手にとっては債務を返済する負担が増えることになります。その一方で、政策金利の引き上げは預金金利の引き上げにつながります。このため多くの利息を受けることができます。
2008年の世界金融危機以降、多くの中央銀行は政策金利を引き下げることで景気を下支えしようとしました。そして現在ではコロナショックによる景気の低迷を下支えするため、政策金利をゼロまたはマイナスにまで引き下げる中央銀行もあります。
こういった政策の目的は、個人消費の拡大や企業の設備投資の増加を促すことにあります。しかし、行き過ぎた低金利の政策は、株高バブルと金融機関の収益を圧迫するという弊害をもたらしています。
各国の中央銀行は、金融政策の方向性を決める会合を定期的に開催しています。通常、会合が終わった後に公式の声明文が公表されます。各国の政策会合の日程については、IG証券の経済カレンダーでご確認ください。
弊社スタッフがお客さまの口座開設をお手伝いします。
フリーダイヤル:
0120-965-915
受付時間: 平日9:00~18:00
Email:sales.jp@ig.com