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外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

M2(エムツー)の定義

M2とは

M2とは、マネーストックの一種で、市場全体に供給される通貨(マネー)の量を測る指標です。日本ではかつて、「マネーサプライ」と呼ばれていました。

マネーストックにはいくつかの種類があります。現金と預金通貨の合計は「M1」と呼ばれ、このM1に定期性預金や譲渡性預金(CD)を加えたものが「M2」です。

M2は、市場全体に流通している通貨の供給量を示す指標です。このため、M2の量が増加すれば、その国や地域の通貨には下落圧力が高まります。逆に、市場全体に流通するM2の量が減少すれば、その国や地域の通貨には上昇圧力が高まります。このようにM2の動向は、外為市場のトレンドを左右する要因です。FXを取引する際は、定期的にM2をチェックすることをおすすめします。

FX取引について学ぶ

外国為替はFXとも言い、異なる2つの通貨を交換することを指します。外国為替市場は世界最大の金融市場で、最も変動の激しい市場のひとつでもあります。

M2とインフレ

M1と比べてM2は対象範囲が広く、それゆえ経済活動との結びつきも強い傾向にあります。特にインフレの動向を予測する時、M2は重要な指標のひとつとなります。

例えば、中央銀行が景気回復のためにM2を増やす政策を実行すると、インフレの圧力を高める要因となります。逆に、中央銀行がM2の量を減らす政策を実行すれば、インフレには低下の圧力が高まる傾向が見られます。

M2の増減効果がインフレに波及するまで、一般的に12ヶ月から18ヶ月かかるとされています。

中央銀行はどのようにM2をコントロールするのか

中央銀行が市場(民間の金融機関)にM2を供給する場合、量的緩和という政策を実行します。量的緩和政策とは、中央銀行が市場から国債などの資産を買い、その対価として通貨(マネー)を支払う政策のことを指します。アメリカの中央銀行にあたるFEDは、2008年に発生したリーマンショックや2020年に発生したコロナショックに対応するため、量的緩和政策(マネーの供給)を実行して景気を下支えしました。

逆に、中央銀行がM2を減らす場合は、国債や政府担保証券などを市場(民間の金融機関)向けに発行し、その対価としてマネーを受け取る政策を実行します。量的緩和政策とは逆に、今度は中央銀行がマネーを吸収する側になるため、市場(民間の金融機関)に流通するM2の量は減ります。一方、民間の金融機関にとっては、中央銀行に預け入れている準備金の額が増えることになります。

また、中央銀行はM2の増減政策を通して市場の金利を操作することもあります。例えば、景気が後退している時、中央銀行は潤沢なM2(マネー)を市場に供給することで、短期的に金利の水準を引き下げる政策を実行します。逆に景気が過熱している時は、金利を上昇させることで過熱を抑制しようとM2 (マネー)を吸収する政策を実行します。

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