オーダーブックとは?
オーダーブックとは、日本語で「板」といいます。取引所はオーダーブックを通して、金融商品に関する取引情報をリアルタイムで投資家に伝えます。例えば株式の取引では、数量別、価格の水準別に区分けされた情報がオーダーブックに掲載されます。
オーダーブックはリアルタイムで更新されます。また、オーダーブックの状況を見ることで、投資家は売り注文と買い注文の需給関係を知ることができます。このため、オーダーブックは市場の透明性を高める役割も果たしています。
一部の投資家は、証券会社の間で注文を付け合わせて約定させる「ダークプール」で売買することを好みます。ダークプール取引では、市場に参加している投資家が個人投資家なのか?機関投資家なのか?を判別することができません。
オーダーブックでの取引とは別に、簿外取引というものがあります。簿外取引とは、当事者間で直接株式を取引することです。オーダーブック取引とは違い、簿外取引の報告については厳密な規定はありません。