損益計算書とは?
損益計算書(P&L)とは、一定期間における企業の収益と費用の状況をまとめた財務諸表のことです。投資家は損益計算書の内容を投資の判断材料とすることがあります。
損益計算書(P&L)とは、一定期間における企業の収益と費用の状況をまとめた財務諸表のことです。投資家は損益計算書の内容を投資の判断材料とすることがあります。
損益計算書では、ある期間に稼いだ収益と発生した費用が表記されます。収益の項目は「売上高→営業利益→経常利益→税引き前当期純利益→税引き後当期純利益」の順で表記されます。最後の純利益がプラスならば、その決算期が黒字だったことを意味します。一方、純利益がマイナスならば、その決算期が赤字だったことを意味します。
損益計算書は、会社の経営状況を詳細に見ることができます。このため、投資家やトレーダーは株式を取引する際、損益計算書を重視する傾向があります。例えば、ABC社のある決算期で純利益がマイナスとなった場合、同社の先行きに対して投資家の警戒心が高まります。連続して純利益がマイナスとなる場合は、企業経営そのものに根本的な問題があると投資家は判断します。
しかし、一時的に赤字を計上しても、その企業の株式が必ず売られるというわけではありません。長期的な観点から成長のポテンシャルが高いと判断される場合は、むしろその企業の株価は上昇する傾向があります。
例としては、Twitter社が挙げられます。同社は2017年第4四半期まで赤字が続いていました。しかしTwitter社の成長性に対する投資家の期待は根強く、2018年の半ばまで同社の株価は上昇しました。
企業の経営状態を知るために、投資家は損益計算書の他、貸借対照表(バランスシート)とキャッシュフロー計算書の内容も確認します。貸借対照表は、会社が保有する資産、負債そして株主資本をまとめた財務諸表のことです。一方、キャッシュフロー計算書は、一会計期間のキャッシュ(現金及び現金同等物)の増減をまとめた財務諸表のことです。
これらは、ファンダメンタルズ分析に用いられます。投資家は収益や費用、資産や負債そしてキャッシュの増減を詳細にチェックし、その企業が投資に値するかどうかを判断します。
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