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ドル円とユーロ円の展望およびテクニカルポイントについて

ドル円は現在、半値戻しの水準133.80レベルで反発が止められている。ユーロ円は146円を視野に上昇幅が拡大している。これらの水準を突破できるかどうか?は、アメリカ消費者物価指数(CPI)とFOMC議事要旨の内容次第となろう。目先、注目しておきたい上下のチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

※3月米CPIと外為市場の展望についてはこちらのレポートをご覧ください


ドル円の見通しとテクニカル分析

今日のドル円(USDJPY)は、引き続き新たなレジスタンスの水準を探る展開が予想される。

リスクリバーサルではドルプットの傾きが後退する状況が続いている。一方、予想変動率は低下の傾向にある。ドル円の地合いの強さを意識しながらも、上昇幅が限られる可能性がある。

リスクリバーサルと予想変動率の推移

リスクリバーサルと予想変動率の推移 ブルームバーグのデータをもとに作成 / 日足:年初来 / 1M:1ヶ月、3M:3ヶ月

上下のチャートポイント

一方、テクニカルの面では、ドル円(USDJPY)の地合いの強さが見られる。10日MA(132.55レベル)と21日MA(132.18レベル)ではゴールデンクロスが示現し、MACDはゼロラインを上回りつつある。

しかしその一方では、直近の半値戻し133.77レベルがレジスタンスとして意識されている。この水準(133.77レベル)を突破するのか?それとも新たなレジスタンスの水準として意識されるのか?については、3月米消費者物価指数(CPI)の内容次第となろう(詳細はこちらのレポートを参照)。

米CPIが米ドル買い要因となれば134円台への攻防シフト、およびフィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準134.75レベルのトライを想定しておきたい。

逆に米CPIが米ドル安要因となれば133円割れ、そして10日MAのトライを想定しておきたい。

ドル円が21日MAをも下方ブレイクする場合は、明日以降、短期サポートラインを視野に下落幅が拡大する展開を警戒したい。なお、このラインは今日現在、131.20レベルで推移している。

ドル円のチャート

ドル円のチャート TradingViewの日足:年初来

ユーロ円の見通しとテクニカル分析

さらなる上値トライを意識する状況に

現在の外為市場では円安優勢の状況が続いている。

特に、こちらのレポートでも取り上げたユーロ円(EURJPY)は、さらに上昇幅が拡大する可能性がある。

昨日は2月下旬からレジスタンスとして意識されてきた145.50レベルを日足ローソク足の実体ベースで突破した。同時にトライアングルの上限も突破したことになる。また、MACDは地合いの強さを示すトレンドにある。

目先、ユーロ円の焦点は、145.50レベルの “サポート転換” となろう。

ユーロ円が145.50以下へ下落しても、相場をサポートした経緯のある10日MA(144.49レベル)および21日MA(143.06レベル)が控えている。反落の局面でこれらテクニカルポイントでの “サポート転換” が確認される場合は、ユーロ円の地合いの強さを市場参加者に印象付けよう。

欧州中央銀行(ECB)が利上げスタンスを維持していることも、ユーロ円のサポート要因である。連邦準備制度理事会(FRB)はインフレリスクに対して高い警戒レベルを保ってはいるが、データ次第では早期の利上げ停止が視野に入る局面に差し掛かっている。そして植田日銀は当面の間、現行の金融緩和政策を維持する方針を示している。ECBと日米中銀の金融政策スタンスの差は、ユーロ円のサポート要因となろう。

上下のチャートポイント

今日もユーロ円(EURJPY)が続伸する場合、目先の焦点は146円台への上昇である。この展開となれば、昨年12月15日の高値146.72レベルのトライおよびブレイクが次の焦点となろう。

一方、今日の米CPIでインフレ圧力の根強さが確認される場合、またはFOMC議事要旨が米ドル要因となる場合は、ユーロドル(EURUSD)の下落とそれに伴うユーロ円の反落を想定しておきたい。株安と円買いも予想される。このケース(強い米CPI)では、上で述べたチャート(テクニカル)ポイントで反転するかどうか?この点が焦点となろう。

ユーロ円のチャート

ユーロ円のチャート TradingVeiwの日足:22年10月以降

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