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トレーリングストップとは
逆指値注文の水準を自動的に更新
トレーリングストップとは、市場価格の変動に応じて逆指値注文の水準を自動的に変動させる注文方法です。市場価格がお客さまに有利な方向に変動した際、指定した逆指値と市場価格の差を維持しながら、自動的に逆指値を更新します。
利益の拡大が進んでいる間は逆指値が有利な方向に更新され、反対の方向に動いた際には最新の逆指値で決済されます。つまり、損失を限定しつつ利益を最大化することができるのです。
通常はマーケットの動きをモニタリングしながら逆指値をご自身で変更しなければなりませんが、トレーリングストップを付加することで自動的に逆指値の更新が行われます。値動きの激しいマーケットでは特に効果的な機能といえるでしょう。
例えば、買いポジションに付加されたトレーリングストップの場合、価格の上昇局面では逆指値注文の水準も自動的に上昇します。一方、反落する際には、変動した逆指値注文の水準まで価格が下落した時点でポジションが決済されます。
トレーリングストップの設定水準は、買いポジションの場合、現在の市場価格より下になります。売りポジションの場合は現在の市場価格より上に設定されます。
トレーリングストップの使い方
トレーリングストップは、ポジションの注文時はもちろん、注文後に付加することも可能です。
ポジション注文と同時にトレーリングストップを付加する場合
新規にポジションを建てるのと同時にトレーリングストップの設定をすることができます。
ステップ1 取引システムの取引チケット上で、「成行注文」のタブを選択してください。(注:「指値・逆指値」タブからはトレーリングストップの設定ができませんのでご注意ください。)
「決済設定」をオンにすると出てくる「逆指値」の横にある「通常▼」をクリックし、「トレーリングストップ」を選択します。
ステップ2 「逆指値」「ステップ値」をそれぞれ設定します。
値幅(取引システム上では「逆指値」と表示されています):ポジション約定価格から逆指値注文までの値幅(ポイント数)
ステップ値:逆指値注文価格を変動させる値幅(ポイント数)
ステップ3 設定が完了したら、「注文確定」でポジションを注文します。
保有ポジションにトレーリングストップを付加する場合
すでに保有しているポジションに、後からトレーリングストップを付加することも可能です。
ステップ1 まず、取引システム上で「保有ポジション」一覧を選択します。現在保有中のポジションの中から、トレーリングストップを付加したいポジションの「逆指値設定」をクリック。
ステップ2 左側に▼記号が出てきたら、▼をクリックします。
ステップ3 「トレーリングストップ」をクリックします。
ステップ4 逆指値(決済)、値幅、ステップ値をそれぞれ設定します。「逆指値を設定」ボタンをクリックすると、完了です。
逆指値(決済):逆指値注文の設定価格
値幅:マーケットレートと逆指値との乖離幅(ポイント数)
ステップ値:逆指値を変動させる値幅(ポイント数)
トレーリングストップの有効化
IG証券のモバイルアプリ(トレーディング・アプリ)でトレーリングストップ注文をご利用いただくには、「トレーリングストップの有効化」を行っていただく必要があります。有効化はモバイルアプリから簡単に行っていただけます。
※Webブラウザ版取引システムをご利用の場合は、有効化設定は不要です。
アプリでの有効化設定方法
ステップ1
トレーディング・アプリの画面右下の「口座」をタップし、「設定」を選択します。
ステップ2
「トレーリングストップ注文」をオンにすれば設定完了です。
トレーリングストップのメリット・デメリット
トレーリングストップのメリット・デメリットは次の通りです。
トレーリングストップのメリット
- トレーリングストップのメリットの1つは、相場の変動に応じて逆指値注文を自動的に変動させることができる点にあります。
通常の逆指値注文は、設定した水準で固定されます。よって、現在利益(含み益)が出ている保有中のポジションの価格が、その後何らかの要因で逆指値注文で設定した水準まで下落する場合、損失が確定します。
- 一方、トレーリングストップは、相場の変動に応じて逆指値注文の水準が自動的に変動します。よって、通常の逆指値注文よりも損失額が少なくすむか、買値よりも上の水準もしくは売値よりも下の水準までトレーリングストップの水準が変動する場合、利益確定の注文となります。
トレーリングストップのデメリット
- トレーリングストップはあらかじめポイント値幅とステップ値が決められています。設定された値幅以下でトレーリングストップを付加することはできません。
トレーリングストップの例
DAX指数(ドイツ株価指数)が強気相場に突入したと考え12,555で買いポジションを保有し、トレーリングストップを12,505に設定したとしましょう。つまり、DAXが50ポイント下落した時点で損失が確定する逆指値注文を付加したことになります。
トレーリングストップを利用する場合、ステップ値を入力する必要があります。ステップ値を設定することで、相場の上昇に応じてトレーリングストップの水準が上昇する値幅を決めることができます。例えば、DAXが5ポイント移動するたびにトレーリングストップの水準も5ポイント上昇するよう設定するとしましょう。この場合、DAXが12,560に達するとトレーリングストップの水準は12,510に上昇します。
DAXが12,590に達する場合、トレーリングストップの水準は12,540まで上昇します。その後、価格がこの値を下回った時点でトレーリングストップが執行されます。トレーリングストップの水準が買値よりも下回る場合は損切り、上回る場合は利益確定となります。
トレーリングストップが利用可能な銘柄
トレーリングストップがご利用いただける取引銘柄には、FX、株価指数CFD、商品CFDなどがあります。
なお、「トレーリングストップ」のチェックボックスが表示されない場合は、トレーリングストップ適用外の銘柄となりますのでご了承ください。
また、トレーリングストップは、指定した逆指値での決済を保証するものではありません。そのため、相場が急変動した場合にはスリッページが発生する可能性がありますのでご注意ください。
スリッページを防ぎたい場合は、ノースリッページ注文をご利用ください。
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