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ノックアウト・オプションとは?
この金融商品では外国為替や世界の株価指数、商品(コモディティ)を取引することができます。
最大の特徴は設定する損失リスク許容レベルに応じてオプション料(CFD取引の維持証拠金に相当)の増減をコントロールできるという点です。「ノックアウト価格」と名付けられた損切ラインを原資産価格に近い距離に設定するほどオプション料は低くなり、逆に原資産価格から遠い距離に設定するほどオプション料は高くなります。
市場トレンドを緻密に予測しリスク・リターン分析から戦略的にノックアウト価格を設定することができるのが魅力となっています。
予測に反して原資産価格がノックアウト価格に達するとポジションは自動的に決済され損失が確定します。これを「ノックアウト」と言います。これにより「また上がるだろうという」トレーダー心理でずるずると損失が拡大することを防ぐ効果もあります。この際、スリッページは発生せず設定したノックアウト価格でポジションが決済されます。
ノックアウト・オプションの取扱銘柄
ノックアウト・オプションでは株価指数、商品、外国為替をカバーする約140銘柄を提供しています。
取引可能な主な銘柄(原資産名)
- ダウ平均
- S&P500
- ナスダック
- ラッセル2000
- 日経平均
- TOPIX
- DAX40
- FTSE100
- CAC40
- IBEX35
- WTI原油
- 北海原油
- NY天然ガス
- NY無鉛ガソリン
- スポット金
- スポット銀
- アルミニウム
- シカゴ小麦
- NYコーヒー
- 主要通貨、マイナー通貨、新興国通貨、特殊通貨を含む約100種類の通貨ペア
ノックアウト・オプションお取引の際の注意点
「売りポジション」を保有することはできません:
ノックアウト・オプションでは売りポジションの保有はできません。「上昇(ブル)」または「下落(ベア)」の買いポジションの保有のみ可能です。下落相場を予測して利益獲得を狙う場合は「下落(ベア)」オプションの買いポジションを保有します。
ノックアウト価格の設定レベル:
ノックアウト価格を原資産価格に極端に近い距離に設定するとノックアウトされる確率(損失リスク)が飛躍的に高くなります。ノックアウト価格設定の際はご自身の損失許容度を十分に考慮し適切な距離に設定してください。
「途中決済」が可能:
ポジション保有後は市場動向を注視し、損失を抑えるために途中決済して損失を限定することも可能です。
外貨建て銘柄:
ノックアウト・オプションの取引では最大損失額=オプション料となりますが例外もあります。外貨建て銘柄の場合は日本円に換算するための為替レートの変動によってオプション料以上の損失が発生する場合がありますのでご注意ください。
取引期限:
ノックアウト・オプション銘柄には取引期限が設定されています。取引最終日時まで決済されていないポジションは取引最終日に自動的に決済が行われますのでご注意ください。取引期限は注文画面にある「詳細」から清算情報のセクションでご確認頂けます。
ノックアウト・オプションの取引コスト
スプレッド:
ノックアウト・オプションの取引にはスプレッドが発生します。各銘柄のスプレッドについては「ノックアウト・オプション銘柄詳細情報」をご覧ください。
ファンディングコスト:
営業日をまたいでポジションを持ち越す際に受払いが発生するコストです。詳しくは「ノックアウト・オプション銘柄詳細情報」をご覧ください。
ノックアウト・オプションの仕組み
- ノックアウトの値動きは原資産と連動します。例えば米国500(S&P500)ノックアウト(ブル(上昇))の値動きはS&P500(この場合の原資産)と同じになります。(ベア(下落)の場合は逆の値動きになります)
- ブル(上昇)またはベア(下落)の買いポジションの保有のみ可能です。売りポジションを保有することはできません。マーケットが下落すると予測した場合は「ベア(下落)」の買いポジションの保有を行います。
- この取引ではノックアウト価格と呼ばれる、許容可能な損切レベルを設定します。
- ブル(上昇)オプションの買いの場合、ノックアウト価格は原資産価格より低いレベルに設定し、ベア(下落)オプションの買いの場合は、ノックアウト価格を原資産より高いレベルに設定します。(図1)
- ノックアウト価格はプルダウンメニューに表示されている価格から選択します。
- オプション料(CFD取引の維持証拠金に相当)はノックアウト価格を原資産価格に近い距離に設定すると低くなり、遠い距離に設定すると高くなります。
- 原資産の価格がノックアウト価格に達するとポジションは自動決済されオプション料の全額が損失となります。(外貨建て銘柄の場合の為替差益を除く)
- つまり、ノックアウト価格を原資産価格に近く設定するほど取引に必要なオプション料は小さくてすみますが、ノックアウト(自動決済)される可能性も高くなり、その反対にノックアウト価格を原資産価格から遠く設定すると取引に必要なオプション料は大きくなる一方、ノックアウトされる可能性は小さくなります。 このため、原資産の価格の値動きを予測して、適切な距離にノックアウト価格を設定することが重要です。
- ノックアウト価格に達してしまった場合、保有ポジションはスリッページなしで決済されます。
- ノックアウトの可能性が高いと判断した場合は、途中決済をおこなって損失を限定することもできます。
米国500(S&P500)ノックアウト・オプションのブル取引での比較
原資産価格 約4086 / 1ロット取引
ノックアウト価格 : | 3985に設定の場合 |
原資産価格との距離 : | 約100pips(近い) |
オプション料 : | 約13,000円 |
ノックアウト価格 : | 3886に設定の場合 |
原資産価格との距離 : | 約200pips(遠い) |
オプション料 : | 約26,000円 |
ノックアウト・オプションの注文方法
1. | 取引する銘柄の値動きを予測して、ブル(上昇)またはベア(下落)を選択します。 |
2. | ノックアウト価格を設定します。設定可能なノックアウト価格はプルダウンメニューに表示されます。 |
3. | ロット数を選択します。 |
4. | (必要に応じて)決済時の逆指値および指値を設定します。 ►「ポイント値幅」の代わりに損益をベースに設定を行うこともできます。例、ドイツ40(DAX)ノックアウト・オプションの場合はEURでの損益設定が可能。 |
5. | 注文画面の下部にはこの取引に必要な「オプション料」が表示されます。また、外貨建て銘柄の場合は、日本円換算時の概算オプション料も表示されます。 |
6. | 「注文確定」ボタンをクリックして注文を完了します。 |
ノックアウト・オプションで可能なその他の設定
取引画面の左下の「設定」メニューから、「一部約定を有効にする」、「レート優先(マーケット注文)」および「スリップ許容」の設定を注文画面に表示させることができます。
一部約定を有効にする | 一部約定が有効の場合、発注時のレートで約定可能なロット数を約定させ、約定できないロット数は自動的に取消を行います。ただし、取引ロット数によっては約定できない場合がございます。 |
レート優先(マーケット注文) | 注文時のレート、または、より有利なレートの場合のみ約定させます。不利なレートの場合は、約定いたしません。従ってレートが不利に動いた場合、注文がキャンセルとなる場合があります。 |
スリップ許容 | 発注時のレートより不利な方向へのスリップ許容幅をご入力いただくことにより、許容幅内でのベストプライスで約定させます。レートの動きによっては、発注時のレートで約定できない場合があります。 |
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