米10年債利回りは1%に低下も 債券相場は売られ過ぎ—著名エコノミスト
著名エコノミストのデービッド・ローゼンバーグ氏は、米債券相場は過度に売られており、指標の10年物国債利回りは1%に低下する可能性があるとの見方を示している。
ローゼンバーグ・リサーチ・アンド・アソシエーツの創業者で主席エコノミストのデービッド・ローゼンバーグ氏は、米債券相場は過度に売られており、指標の10年物国債利回りは1%に低下する可能性があるとの見方を示している。
米10年物国債利回りは2月25日に一時1.6085%付近まで上昇し、2020年2月以来の高水準を付けた。26日は1.41%で終えている。
先週末に米CNBCの番組に出演したローゼンバーグ氏は、米10年債利回りの最近の上昇は一時的なものであり、市場のインフレ懸念は行き過ぎているとの見解を表明した。
同氏は従前に発表したリポートで、すべての財政刺激策は事実上、暫定的であり、来年には支援が切れる「財政の崖」に直面することになると分析している。
ただし、いわゆる「テクニカル・オーバーシュート」により、10年債利回りが2%を一時的に上回ることはあり得るとし、2018年後半に利回りが3%を超えた場面を例示した。
ローゼンバーグ氏は02~09年にメリルリンチでエコノミスト、09年以降はカナダの資産運用会社グラスキン・シェフ・アンド・アソシエーツでチーフエコノミストを務めており、債券の強気派として知られている。
ハイテク株に弱気
同氏はまた、米国の大型ハイテク株と超大型成長株に対しては弱気だと述べた。
ハイテク株中心のナスダック総合指数の足元の低下については、金利上昇が主因とはみていないとし、実際のところ、採用銘柄の多くは天井を付けており、この数カ月間は過大評価された超過分が自重になっていると指摘した。
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