金価格は21年末に1800ドル、22年末に1500ドルへ すでに天井付けたか—調査
金価格はすでに天井を付けており、21年末に1トロイオンス=1800ドル、22年末には1500ドルまで下落する可能性がある。シンガポールの大手行OCBCが予想した。米実質金利が今後、上昇する可能性があることを理由に挙げている。
金価格はすでに天井を付けており、2021年末に1トロイオンス=1800ドル、22年末には1500ドルまで下落する可能性がある。シンガポールの大手行オーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC)が予想した。米実質金利が今後、上昇する可能性があることを理由に挙げている。
貴金属などの調査を手掛けるキトコが15日、OCBCのリポートを伝えた。それによると、米名目金利とブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)がともに低下していると同行は指摘。前者は労働市場の緩み、後者は期待インフレ率の低下によるものだ。このため、実質金利は当面、レンジ内での推移が継続する見通しという。
その後、実質金利はマイナス1.0%で底入れし、今年の年末までに0.6%に向けて緩やかにマイナス幅を縮小すると見込んでいる。
こうした見通しに基づけば、金は最近の1900ドル水準で当面の天井を付けた可能性があるという。今年末の金の水準は約1800ドルと予想。22年には一層下落し、同年の年末は1500ドルになるとみている。
15日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で金先物は3日続落。取引の中心である8月限は前日比9.5ドル(0.5%)安の1856.4ドルで取引を終えた。
金価格(中心限月ベース)は3月に1673.3ドルまで下げた後に反発し、今月1日に1919.2ドルの年初来高値を付けていた。
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