アマゾン株は4000ドルまで上昇も クラウドが業績けん引との見方
アマゾン・ドット・コムの目標株価をバンク・オブ・アメリカが4000ドルに引き上げた。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が2021年の業績をけん引するとの見方を示した。
電子商取引大手の米アマゾン・ドット・コム<AMZN>の目標株価をバンク・オブ・アメリカが4000ドルに引き上げた。クラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」が2021年の業績をけん引するとの見方を示した。
21日の米株式市場でアマゾンは前日比43.61ドル(1.34%)高の3306.99ドルで終えた。株価は2020年9月2日に過去最高値の3552.25ドルを付けている。
バンク・オブ・アメリカは21日付のリポートで、アマゾンの目標株価を従来の3650ドルから4000ドルに引き上げ、投資判断を「買い」で継続した。
アマゾンはネット通販のみならず、クラウドや日用品、広告、サブスクリプションなど多様な収益源を確保していることが強みになると指摘する。なかでも21年はクラウドサービスが強さを発揮すると予想。在宅勤務の浸透などがクラウドの利用を推進することに加え、景気回復でクラウドでのデータ取扱量が増大するとの見方を示した。
20年はコロナ禍での「巣ごもり」需要の恩恵により業績が拡大し、株価が74%上昇した。一方、21年上期はセクター内の比較分析で評価が厳しくなることが予想されるが、これが売り材料になることはないとの見方を示す。
20年の秋から株価が上値重く推移したことについて、ネット通販の伸びが夏にピークアウトしたことや、大手テクノロジー企業に対する規制導入への懸念などを理由に挙げた。
10~12月期決算見通し
バンク・オブ・アメリカは、アマゾンの10~12月期の売上高を1201億ドル、1株あたり利益を8.30ドルと予想している。これに対し、市場予想の平均はそれぞれ1202億ドルと7.17ドル。
アマゾンが20年10月に示した売上高見通しは1120億~1210億ドルだった。
アマゾンは2月2日に10~12月期決算を発表する予定。
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