コインベース株に50%超の上値余地 暗号資産市場の成長の恩恵享受へ—調査
コインベースは暗号資産市場の成長による恩恵を享受するのに有利な位置にあり、株価は向こう1年で450ドルまで上昇する可能性があるという。足元の水準から50%超の上値余地があることを示している。
米国最大規模の暗号資産(仮想通貨)交換所のコインベース・グローバル<COIN>は、暗号資産市場の成長による恩恵を享受するのに有利な位置にあり、株価は向こう1年で450ドルまで上昇する可能性がある。ローゼンブラットが予想した。足元の水準から50%超の上値余地があることを示している。
コインベースは14日に米ナスダック市場に上場。初値は381ドルで、参考価格の250ドルを大きく上回った。
22日は前日比18.47ドル(5.92%)安の293.45ドルで取引を終えている。終値ベースでの最高値は16日の342ドル。
ローゼンブラットは21日付のリポートでコインベースの調査を「買い」の投資判断で開始したと明らかにした。
短期的には慎重にみているとし、暗号資産の価格下落によるリスクに直面する可能性を指摘した。一方、長期的には暗号資産のさらなる浸透が支援となり、株価は上昇すると予想している。
ローゼンブラットは暗号資産の時価総額合計が今後数年間で5倍程度膨らみ、金の11兆ドルに匹敵する水準になる可能性があると予想。市場シェアの11%を握るコインベースは暗号資産市場の成長の果実を得るのに最も有利な場所に位置しているとの見方を示した。
これに先立ち、データ追跡会社のコインゲッコーとブロックフォリオが5日、暗号資産の時価総額合計が2兆ドルを突破したと発表している。
ディスラプティブ・トンレド
暗号資産は市民権獲得への道のりにおける変曲点に到達したとローゼンブラットは分析。長期的なディスラプティブ(創造的破壊をもたらす)トレンドにつながると考えているという。
その上で、長期的な業界リーダーになる潜在性を持つコインベースに対して強気だと述べた。
これまでにコインベースの調査を開始した主要6社のうち、5社が投資判断を「買い」としている。残る1社は「中立」とした。
暗号資産ビットコインはコインベースが上場した14日に6万4000ドル台後半まで上昇し、過去最高値を更新。その後は水準を引き下げ、足元では5万ドル付近で取引されている。
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