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ドル円の見通しとテクニカル分析について

外為市場では米ドル安の進行を意識する状況にある。そしてドル円は、130円割れを警戒する局面にある。ドル円が130円以下の攻防となる場合の焦点は?注目しておきたいチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

※米ドル相場と円相場の展望についてはこちらのレポートを参照


130.00-130.40ゾーンの攻防

現在のドル円(USDJPY)は、130円台の維持が焦点となっている。

昨日は、IG為替レポートで取り上げたフィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準130.40レベルをブレイクし、安値130.32レベルまで下落する局面が見られた。MACDは完全にゼロラインを下回る状況にある。一方、通貨オプション市場では、リスクリバーサル(25デルタ/1ヶ月および3ヶ月)のドル・プットへの傾きがひとまず後退している。

上の状況を考えるならば目先のドル円は、130.00-130.40のゾーンを意識する展開が予想される。

ドル円とリスクリバーサルのチャート

ドル円とリスクリバーサルのチャート 出所:ブルームバーグのデータ / 日足:23年2月~ / 1M:1ヶ月, 3M:3ヶ月

130円以下の攻防を意識する局面に

だが、米債市場では利上げサイクルの終了を意識する状況にある。よって、ドル円の130円割れを常に意識しておきたい。

実際にドル円が130円以下の攻防となる場合、注目すべきは “130.00のレジスタンス転換” である。これが確認される場合は、2月2日の安値128.08レベルを視野にドル円の下落を想定しておきたい。

ドル円が128.08レベルをも難なく下方ブレイクする場合は、1月の安値127.22レベルを視野に下落幅が拡大する可能性が高まろう。

一方、130.00-130.40ゾーンでドル円が反発しても、50日MA(132.58レベル)の突破が確認されない限り、130円割れを意識する状況が続くと予想する。

ドル円のチャート

ドル円のチャート TradingViewの日足チャート:年初来

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