【ドル円】見通しとチャートポイントについて
”タカ派”のパウエル証言を受けて、米債市場では金利に上昇の圧力が高まっている。この状況が続く限り、ドル円は上値をトライする展開が続くだろう。目先、注目しておきたいレジスタンスのポイントは？詳細はIG為替レポートをご覧ください。
※目先の焦点と米ドル相場の見通しについてはこちらのレポートを参照
※ユーロドル（EURUSD）の見通しについてはこちらのレポートを参照
ドル円の見通しとテクニカルポイント
ドル円（USDJPY）は昨日、22年の最高値151.95レベルと今年1月の安値127.22レベルのリトレースメント38.2％の水準136.67レベルを大陽線でブレイクした。10日MA（136.26レベル）がサポートラインとして相場を下支えし、MACDとモメンタムでは地合いの強さを示すトレンドが続いている。
上で述べたテクニカル面での状況を総合的に考えるならば、ドル円は新たなレジスタンスの水準を探る状況にある。
こちらのレポートで取り上げたアメリカの雇用関連指標が総じて予想を上回る場合、米債市場では金利の上昇または高止まりが予想される。米国の株式市場では下落幅の拡大が予想される。これらの状況が発生する場合は、外為市場で米ドル買いの圧力が最も高まりやすい。
東京時間のドル円は、IG為替レポートで何度も取り上げてきた200日MA（137.42レベル）をトライする状況にある。
ドル円が200日MAを完全に突破する場合は、“レジスタンス転換”が確認されている138.00の攻防が次の焦点として浮上しよう。
ドル円が138円台の攻防へシフトする場合は、半値戻しの水準139.59レベルまで一気に上昇幅が拡大する可能性が出てくる。このテクニカルポイントをも突破する場合は、節目の140.00トライを意識する展開となろう。
一方、ドル円の反落局面では、引き続き10日MA（136.25レベル）の攻防が焦点となろう。
この移動平均線（10日MA）を下方ブレイクしても、”サポート転換”が鮮明になってきた135.00レベルを下方ブレイクしない限り、ドル円の堅調地合いは続く可能性が高い。
ドル円のチャート
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
IG証券のFXトレード
- 英国No.1 FXプロバイダー*
- 約100種類の通貨ペアをご用意
* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供）での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ（Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月）
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。
