コンテンツにスキップする

外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

【ドル円 今日の見通し】トランプ関税ショックでドル全面安、ドル円145円台へ急落、雇用統計を警戒

トランプ米政権の相互関税が景気不安を強めている。米長期金利の低下で3日の外為市場では米ドルが全面安の展開となった。ドル円は145円台へ急落。今晩の米雇用統計で景気不安がさらに強まれば、144円台へ下落する可能性が高まる。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

サマリー

トランプ米大統領は2日(日本時間3日早朝)に相互関税を発表した。景気不安が強まり3日の米株式市場は急落した。米債市場では10年債利回り(長期金利)が一時4.0%を下抜ける局面が見られた。米金利の低下を受け外為市場ではドル全面安の展開となった。関税リスクは円高要因にもなっている。今晩の3月米雇用統計で景気不安がさらに強まれば、ドル円は144円台を目指す可能性がある。注目のサポートラインは?


トランプ相互関税で強まる景気不安、米金利低下でドル全面安

トランプ米大統領は現地時間2日(日本時間3日早朝)、世界各国からの輸入品に対して「相互関税」をかけることを発表した。新たな相互関税は、全ての国に一律で10%の基本関税を課した上で、非関税障壁を考慮し国・地域別に上乗せ関税も賦課する。日本の相互関税率は合計で24%になる。

3日の外為市場では、米ドルが対主要通貨で全面安の展開となった。主因は相互関税による景気不安にある。この点を強く意識しているのが、米国の10年債利回り(以下では長期金利)である。関税によるインフレ再燃よりもスタグフレーションの懸念が強まり、ブルームバーグのデータでは3日の市場で長期金利が一時4.0%を下抜ける局面が見られた。

米金利の低下は米ドル安の要因となった。ドル指数(DXY)は前日比1.67安で102ポイントを下方ブレイク。昨年10月上旬以来の安値水準にある。昨年9月27日の安値100.15レベルが視野に入る。

米ドルの動向:4月3日

米ドルの動向:4月3日

ブルームバーグの為替データで筆者が作成


経済指標で強まる景気不安、今晩の米雇用統計を警戒

直近の米経済指標では、景気減速の可能性を示唆する内容が続いている。先月28日の3月ミシガン大学消費者態度指数と期待インフレ率(確報値)では、消費者マインドの低下とインフレ期待が上昇した。

2日のIGコモディティレポートで取り上げた3月のISM製造業景気指数は製造業の低迷、そして企業がインフレの再燃を警戒していることを示す内容となった。昨日の3月ISM非製造業景気指数も50.8と、ブルームバーグの市場予想52.9を下回った。景気の先行指標となる新規受注は52.2から50.4へ低下した。雇用は53.9から46.2へ急低下した。3月のISM指数はいずれも米国の景気不安を強める内容となった。

今日は3月の米雇用統計が発表される。ISM指数の雇用は製造業とサービス業でともに「50」を下回る状況にある。米国の景気を下支えしている労働市場の冷え込みが雇用統計で示される場合、米長期金利は4.0%を下抜ける展開を想定したい。米金利の低下はドル安を促す要因となろう。

一方、雇用統計で労働市場の底堅さが確認される場合は、「米金利の反発→米ドルの買い戻し」の要因になり得る。しかし、相互関税による景気不安が強まるなかでは、米金利の反発は限られることが予想される。よって米ドルの反発局面では、戻り売りを意識したい。

米国の雇用統計 各項目の動向:直近1年間

米国の雇用統計 各項目の動向:直近1年間

ブルームバーグのデータで筆者が作成 / 赤の棒グラフとドット:3月の予想


ドル円 今日の見通しと注目のサポートライン

下落を警戒する市場、144円台への下落を警戒
ドル円(USD/JPY)のリスクリバーサル(1週間と1ヶ月)は、急速にドルプットへ傾いている。同時に予想変動率は、1週間のそれが15%台へ急上昇している。通貨オプション市場は、ドル円の下落を強く意識する状況にある。

ドル円のリスクリバーサルと予想変動率:年初来

ドル円のリスクリバーサルと予想変動率:年初来

ブルームバーグのデータで筆者が作成

日足チャートでドル円のトレンドを確認すると、下落基調のトレンドチャネルを形成している。一目均衡表は「三役逆転」で弱気相場に勢いがあることを示唆している。ゼロラインを下抜けかつデッドクロスにあるMACDとモメンタムのトレンドも地合いの弱さを示唆している(日足チャート、黒矢印を参照)。上で述べた通貨オプション市場の動向も考えるならば、本日もドル円は下落相場を意識したい。

昨日、2024年9月の安値と今年1月の高値のフィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準146.95を完全に下方ブレイクした。本日早朝は買い戻しが見られるも、今のところ上昇幅は限定的である。今日も下落相場が続く場合、目先は昨日の安値145.19レベルの攻防に注目したい。このサポートポイントの下方ブレイクは、145.00をトライするサインとなろう。だが、上で述べたテクニカルラインの攻防(動向)を考えるならば、一気に144円台へ急落する展開を警戒したい。

ドル円が144円台の攻防へシフトする場合は、フィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準144.13レベルのトライを意識したい。この水準の攻防は、144円の維持を見極める攻防でもある。本日、ドル円が144円台へ急落するならば、そのきっかけは今晩の3月雇用統計となろう。

サポートライン
・145.19:4月3日の安値(日足)
・145.00:サポートライン(日足)
・144.13:76.4%戻しの水準(日足)
・144.00:サポートライン

5日線までの反発を想定
今日のドル円(USD/JPY)は、米雇用統計にらみの展開が予想される。労働市場の底堅さを示唆する内容となれば、「米金利の反発→米ドルの買い戻し→ドル円の反発」を想定したい。

しかし現在は、米国の相互関税による景気不安が強く意識されている。この景気不安は日米利回り格差の縮小要因となろう。よって、一つの経済指標でドル円が反発しても上昇幅は限られよう。今日は、以下にまとめたレジスタンスラインの攻防に注目したい。

直近高安のフィボナッチ・リトレースメント23.6%の水準146.43レベルは、レジスタンスラインへ転換する可能性がある(45分足チャート、黒矢印を参照)。このテクニカルラインを突破する場合は、147.00のトライを想定したい。テクニカルの面では、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準147.20レベルの攻防が焦点となろう。

ドル円がしっかりと147円台を維持する場合は、5日線を視野に反発の可能性が出てくる。この移動平均線は今日現在、148.06レベルで推移している。

サポートライン
・148.06:5日線(日足)
・147.20:38.2%戻しの水準(45分足)
・147.00:レジスタンスライン
・146.43:23.6%戻しの水準(45分足)


ドル円のチャート

日足:2024年9月以降

日足:2024年9月以降

出所:TradingView

45分足:米国の相互関税発表以降

45分足:米国の相互関税発表以降

出所:TradingView


本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

IG証券のFXトレード

  • 英国No.1 FXプロバイダー*
  • 約100種類の通貨ペアをご用意

* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)

リアルタイムレート

  • FX
  • 株式CFD
  • 株価指数CFD

※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。

モーニングメール

ストラテジストによる「本日の予想レンジとトレンド」を毎朝※無料でお届け中! ※メール送信は基本的に月~金の平日を予定しておりますが、ストラテジストの都合により予告なく送信を行わない日がございますので、予めご了承ください

弊社の個人情報保護方針・アクセスポリシーにご同意の上、申し込みください。

こちらのコンテンツもお勧めです

IG証券はお取引に際してお客様がご負担になるコストについて明確な情報を提供しています。

FX/バイナリーオプション/CFDのリーディングカンパニー。IG証券について詳しくはこちら

その日の重要な経済イベントが一目でわかるカレンダー。「予想値」、「前回値」、「発表結果」データの提供に加え、国名や影響度によるイベントのスクリーニング機能も搭載。