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【ユーロドル (EUR/USD)】上値トライの局面では1.09レベルの攻防が焦点に

ユーロドル(EUR/USD)は現在、米金利の低下にサポートされている。昨日は、短期レジスタンスラインの突破に成功した。今晩の1月米雇用統計で労働市場の軟化が示される場合は、さらに上値をトライする展開が予想される。その場合、注目しておきたいチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

サマリー

・現在のユーロドルは、米金利の低下にサポートされ上値トライのムードにある
・今晩の1月米雇用統計がさえない内容となれば、1.09レベルの攻防を意識したい
・ユーロドルが50日線を突破する場合は、もう一段の上昇相場を想定したい
・ユーロドルが反落する場合は、1.08レベルの維持が焦点となろう


米金利の低下にサポートされ反発ムードが高まる状況に

ドル円(USD/JPY)と同じく、ユーロドル(EUR/USD)も米金利の動きに左右される状況にある。

直近のトレンドを日足チャートで確認すると、半値戻しの水準1.0794レベルが強固なサポート水準として意識され、昨日は短期レジスタンスラインの突破に成功した。

そしてMACDは、ゴールデンクロスへ転じるムードにある(下の日足チャート、赤矢印を参照)。

ユーロドルのチャート:日足 23年10月以降

ユーロドルのチャート:日足 23年10月以降 TradingView提供のチャートで作成


1月のユーロ圏消費者物価コア指数(変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアインフレ率、速報値)は前年同月比で3.3%と、市場予想の3.2%を上回った。しかし、市場の反応は限定的だった。

一方、米長期金利(10年債利回り)の低下幅が拡大するとユーロドルの上昇幅が拡大し、米長期金利が反発するとユーロドルの上昇が抑制される展開となった(下の5分足チャートを参照)。昨日の動向は、今のユーロドルが米金利の動きに影響を受けていることを示唆している。

ゆえに、本日も米金利の低下基調が続けば、ユーロドルは上値をトライする展開を想定しておきたい。

ユーロドルと米長期金利のチャート:5分足 昨日の欧州タイム以降、2日午前10時まで

ユーロドルと米長期金利のチャート:5分足 昨日の欧州タイム以降 TradingView提供のチャートで作成

上値トライの局面では1.09レベルの攻防が焦点に

本日、ユーロドル(EUR/USD)を大きく動かす材料が、1月の米雇用統計となろう。

今週発表された雇用関連の経済指標は、いずれも米国の労働市場が軟化の傾向にあることを示した。1月の米雇用統計でも同じ状況が確認される場合は、米長期金利にさらなる低下の圧力が高まることが予想される。

このケースでのユーロドルは、米ドル安にサポートされ反発基調を維持することが予想される。

ユーロドルが上値をトライする局面で注目すべきは、1.09前後の攻防である(下の日足チャート、赤ラインを参照)。

今日現在、1.0890台には21日線が推移している。この移動平均線は1月に、レジスタンスのラインとして相場の反発を止めている(日足ローソク足の実体ベース)。

そして、1.0910台には50日線が推移している。この移動平均線は、先月24日の反発を止めた経緯がある。ユーロドルが後者の50日線を完全に突破する場合、ユーロドルは短期的にもう一段の上値トライー先月16日の大陰線の高値1.0950レベルや1月上旬にレジスタンスの水準として意識された1.10レベルをトライする可能性が高まるだろう。

再掲 ユーロドルのチャート:日足 23年10月以降

ユーロドルのチャート:日足 23年10月以降 TradingView提供のチャートで作成

反落の局面では1.08の維持が焦点に

1時間足のストキャスティクスとRSIはともに、短期的な相場の過熱感(買われ過ぎ)の状況にある(下の1時間足チャート、赤矢印を参照)。

この状況で1月の米雇用統計が米ドル買いの要因となる場合は、ユーロドル(EUR/USD)の反落を想定しておきたい。

ユーロドルが下値をトライする場合は、強固なサポート水準として意識されている1.08レベルの維持が焦点となろう。テクニカルの面では、半値戻しの水準1.0794レベルの維持が注目される(上の日足チャートを参照)。

ユーロドルが1.08をトライするシグナルとして、レポート掲載時点でのフィボナッチ・リトレースメントでの攻に注目したい(下の1時間足チャートを参照)。

23.6%の1.0856レベルは、レジスタンスからサポートの水準へ転換する可能性のある水準である(下の1時間足チャート、赤矢印を参照)。また、半値戻しの水準では、昨日のNY時間序盤に相場の反発が止められる局面が見られた。

そして76.4%の水準は、1.08レベルにあたる。やはり、ユーロドルの反落局面では、1.08レベルが重要なサポート水準として意識される可能性があろう。

現在のところ可能性は低下しているが、ユーロドルが1.07台の攻防へシフトする場合は、IG為替レポートで注目しているフィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準1.0712レベルを視野に下落幅が拡大する可能性が出てくる(上の日足チャートを参照)。

ユーロドルのチャート:1時間足 1月23日以降

ユーロドルのチャート:1時間足 1月23日以降 TradingView提供のチャートで作成

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