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ドル円、今週の見通しとチャートポイント

ドル円は、144.00レベルが新たなレジスタンスの水準となる可能性が浮上してきた。今週のドル円は、米国債の入札と7月の消費者物価指数(CPI)の内容次第で、さらに下値をトライする可能性がある。下落の局面で注目しておきたいチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

※今週の焦点と外為市場の見通しについては、こちらのレポートをご覧ください


サマリー

・144.00レベルがレジスタンスへ転換するムードにある
・今週のドル円は、下値をトライする展開を警戒しておきたい
・下落の局面で注目しておきたいチャートポイントについて
・一方、反発の局面では144.00レベルやレジスタンスラインの攻防に注目したい


144.00レベルの ”レジスタンス転換”

今週のドル円(USD/JPY)は、下値トライを意識したい。

日足チャートで直近のトレンドを確認すると、先週3日に144.00レベルの手前で上ヒゲが示現し、その後2日連続で陰線引けとなった(日足のローソク足)。

21日MA(今日現在140.63レベル)と50日MA(今日現在141.26レベル)では、デッドクロスが示現している。一方、MACDでは上昇基調が止まり、上昇相場の勢いが後退していることを示唆している。

上で述べた状況の中で筆者が最も注目しているのが、144.00レベルの手前で下落したことである。

この水準(144.00レベル)は、6月下旬から7月上旬にかけてサポートポイントとして意識された。その水準の手前で上ヒゲが示現し、かつ連日で陰線引けとなった状況は、144.00レベルがサポートからレジスタンスのポイントへ転換する可能性を示唆している。

次の反発局面で、形成されつつある短期のレジスタンスラインや144.00レベルで上昇が再び止められる場合は、ドル円が下落相場へ転じるシグナルのひとつと想定しておきたい。

ドル円のチャート:日足23年3月以降

ドル円のチャート:日足23年3月以降 TradingView提供のチャートで作成

下落局面でのチャートポイント

今週、ドル円(USD/JPY)が下値をトライする局面で注目したいのが、141円ミドルの攻防である。

この水準には、直近高安のフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準141.66レベルと10日MA(今日現在141.60レベル)が推移している。

先週4日の下落局面では、これらテクニカルポイントが意識された。ゆえに、38.2%の水準や10日MAを完全に下方ブレイクする場合は、ドル円の下落幅が拡大するシグナルとして警戒したい。

ドル円がさらに下値をトライする場合は、141.26レベルで推移している50日MAの維持が次の焦点として浮上しよう。

ドル円がこのMA(50日MA)をも難なくブレイクする場合は、141.00レベルのトライおよびブレイクアウトを警戒したい。

上で述べた米国債の入札や7月CPIが米ドル安要因となり、ドル円が140円台の攻防へシフトする場合は、21日MA(今日現在140.63レベル)の攻防が焦点となろう。

ドル円が21日MAをもあっさりと下方ブレイクする場合は、7月14日の安値137.24レベルを起点とした短期サポートラインのトライを想定しておきたい。このラインは今日現在、140.00レベルで推移している。

ドル円のチャート:日足 23年6月以降

ドル円のチャート:日足 23年6月以降 TradingView提供のチャートで作成


なお、通貨オプション市場のリスクリバーサルの動向を確認すると、ドル円のそれら(1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月)はドルプットへ傾く動きが見られる。だが、大きな変動は見られない(下チャートのグレーゾーンを参照)。

ドル円の動きを予測するために、こちらのレポートで述べた米国債の入札と7月CPIの結果を受けてリスクリバーサルに新たなトレンドが発生するかどうかを確認したい。

ドル円とリスクリバーサルのチャート:日足 23年5月以降

ドル円とリスクリバーサルのチャート:日足 23年5月以降 ブルームバーグのデータをもとに作成

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