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外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

エネルギー銘柄を取引する方法とは? 仕組みや取引方法を解説

エネルギー銘柄の取引では、エネルギー商品における価格の変動から利益を得ることを目的としています。IG証券では原油や天然ガスなどのエネルギー商品を取引することが可能です。このページでは、エネルギー銘柄の取引方法について紹介します。

Source: Adobe Stock

エネルギー取引とは

エネルギー取引とは、原油、天然ガス、電気などのエネルギー商品の売買のことを指します。商品CFD取引では、商品そのものを売買するのではなく、さまざまなエネルギー市場における価格の変動に対し、ポジションを保有することで取引を行います。

エネルギーセクターとは

エネルギー市場の規模は大きく、原油や天然ガスなどの化石燃料だけでなく、風力や太陽光などの再生可能エネルギーも含まれます。エネルギー市場の規模を測る方法はいくつかあります。

エクソンモービルによると、2050年の世界のエネルギー需要は、2015年比で約15%増の66京BTU(英熱量)に達するとみられています。将来的な需要の伸びは、新興国によるものとされています。

世界で使われているエネルギー源の中で最も大きな割合を占めているのが原油です。天然ガスや石炭も主要なエネルギー源ですが、二酸化炭素の排出量が多い石炭の使用は、今後数十年間で減少する見込みです。このようなことから、再生可能エネルギーは今後ますます重要になるとされています。

エネルギー取引の仕組み

IG証券の取引システムでは、WTI原油、NY天然ガス、北海原油、ロンドン軽油、ガソリン、ヒーティングオイル、天然ガスなどのエネルギー銘柄を、CFD、ノックアウト・オプション、バイナリーオプションで取引することができます。

エネルギー商品のCFD取引

CFD取引をする際には、原資産を保有せずにその値動きに対して投資することになります。CFDはレバレッジ取引のため、新規ポジションを保有する際にそのポジションの価値の全額を支払う必要はありません。代わりに、ポジション総額の一部の維持証拠金が必要となります。含み損益はポジションの全額に影響を与えるため、予想以上に原資産額が変動した場合、損失が維持証拠金を上回ることがあります。

エネルギー銘柄のCFD取引では、取引したい銘柄の値動きを予想します。テクニカル分析ファンダメンタルズ分析を使って取引前に商品の需要と供給に影響を与える要因を理解しておきましょう。また、事前にリスク管理ツールを活用し、予期せぬ損失を防ぐことも大切です。

価格差はボラティリティによる短期的なものと、トレンドによる長期的なものがあります。エネルギー市場はボラティリティが高くなる可能性があるため、どの取引戦略を使うにしてもリスクを管理する必要があります。

エネルギーETFのCFD取引

上場投資信託(ETF)は原資産となる指数や商品、株式の値動きを追うことで、投資家が幅広い市場や資産へのエクスポージャーを得ることを可能にします。ETFは指数の構成銘柄を購入する、もしくは派生商品を使うことで原資産の値動きと連動させます。

よく知られているエネルギーETFとして、エネルギー・セレクト・セクター指数を追うエナジー・セレクト・セクター SPDR ファンドが挙げられます。このETFは時価総額が高い米国のエネルギー関連銘柄を組み入れています。また、iシェアーズ ストックス・ヨーロッパ 600 石油・ガス UCITS ETFは、ストックス・ヨーロッパ 600 石油・ガス・インデックスの値動きに連動しています。

ETFはテーマ別の投資に有用です。クリーンエネルギーや再生可能エネルギーへのエクスポージャーを得たい場合には、太陽光、風力、クリーンエネルギーのみに投資するETFを取引します。

例えば、インベスコ・ソーラーETFは、MACグローバル・ソーラー・エナジー・インデックスの値動きに連動し、太陽光関連企業に投資することができます。風力発電関連株へのエクスポージャーを得たい場合には、ファースト・トラスト・グローバル・ウインド・エナジーETFに投資をすることも可能です。また、ファースト・トラスト・ナスダック・クリーン・エッジ・グリーン・エナジーETFは、クリーンエネルギー企業の業績と連動する指数に投資しています。

風力や太陽光といった再生可能エネルギーを取引する公開市場はまだ存在していません。しかし、この分野に事業展開している企業の株や、再生可能エネルギーセクターの株を含むETFへの投資や取引は可能です。

IG証券では、ETFをCFDで取引することができます。

エネルギー株のCFD取引

エネルギーの生産、流通、販売関連企業の株を取引することが可能です。世界最大規模の企業には原油の探索や生産に関わっている会社もあり、その中には米国のエクソンモービルやシェブロン、英国のBPやシェル、フランスのトタルなどが含まれます。

世界が気候変動と闘う中、再生可能エネルギーの重要度も増しています。

クリーンエネルギーの生産に関わる企業には、 エンフェーズ・エナジーやファースト・ソーラーがあり、両者は太陽光発電設備の製造を手掛けています。テスラもまた、発電・蓄電装置により、クリーンエネルギー企業と認識されています。さらに、バッテリー製造に欠かせないリチウムの抽出・精製を手がけるアルベマールやLiventもクリーンエネルギー関連銘柄として分類されています。

IG証券では、アメリカの大手エネルギー企業の株式をCFDで取引することができます。

エネルギー関連株の取引に最適な方法とは

エネルギー関連の取引には、メリットとデメリットがあります。原油を扱う大手企業の多くは、株主に高水準の配当金を支払っています。CFD口座を保有している人は配当金を受け取れませんが、銘柄が適正価格となるようにCFD口座に配当調整が行われます。

株価は企業の業績に直接左右されるため、リスクが高い可能性があります。クリーンエネルギー企業の評価額が高いのは、将来性を見込んでいるためです。企業が将来の目標を達成できない場合、株主のリスクは高まります。

CFD取引では、レバレッジがかかるので複雑さやリスクが伴います。ポジションを保有するのに必要な維持証拠金額はポジション総額の一部ですが、含み損益はポジション総額に影響を与えるため、損失が維持証拠金を上回る可能性もあります。

取引を行う際には、過去の実績が将来の値動きを保証するものではないことにご注意ください。

エネルギー取引をする方法

  1. エネルギー市場と銘柄について調べる
  2. 口座を開設するか、無料デモ口座で練習する
  3. CFD取引をしたい市場や銘柄を選ぶ
  4. ポジションのロット数を選び、リスク管理を行う
  5. ポジションを保有したら、値動きに注意を払う

IG証券の取引システムでは、CFD取引でさまざまな商品銘柄を取引することが可能です。CFDはレバレッジ取引です。原資産を実際に保有することなく、市場の動きに対して今後価格が上昇するか、下落するかを予測して取引をすることになります。

CFDを取引する際のリスクを管理するために、逆指値注文(ストップ注文)を設定するなど、思わぬ損失を防ぐツールを活用することをおすすめします。

エネルギー銘柄の価格が上下する要因

エネルギー銘柄の価格変動には、さまざまな要因があります。需要、供給、マクロ経済的な要因や地政学的な影響などがその例として挙げられます。

新型コロナウイルスによって世界経済が減速した際には、原油やエネルギー資産の需要が減少し、原油価格が下落しました。その後、世界経済が持ち直し、ロシアのウクライナ侵攻が始まると、ロシアからの天然ガス供給が大幅に減少しました。これにより、他のエネルギー源の需要が高まるとともに、原油価格も急上昇しました。

原油の需要を左右するものとして、長期金利もあげられます。金利が高いと経済は減速し、それに伴った原油の需要減は価格下落にもつながります。逆に、金利が低いと成長機運が高まるため、原油の需要が増えて価格も上昇します。

エネルギー関連株は、マクロ経済的な要因や地政学的な影響を受けるだけでなく、決算にも左右されます。

ETFの価格も前述のような要素に影響を受ける場合がありますが、ETFは複数の銘柄を含んでいるため、個々の株式よりもボラティリティが低くなる傾向があります。

エネルギー取引のまとめ

  • エネルギー取引とは、原油や天然ガスなどのエネルギー商品を売買することを指しています。
  • 人気の高いエネルギー商品には、WTI原油、天然ガス、北海原油などがあります。
  • CFD取引は、エネルギー商品のエクスポージャーを保有するための一般的な取引手法です。
  • 需要と供給、マクロ経済的要素や地政学的な要因などが、エネルギー市場の価格を左右することがあります。

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

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