What is the news?
2017/1期4Qは、売上高が前年同期比26.8%増の22.94億USDと好調に伸びた。純利益は▲5,140万USDと前年同期の▲2,550万USDと赤字幅が拡大したが、調整後EPSが0.280USD と市場予想の0.248USDを上回った。クラウドサービスの需要が引き続き拡大し、4つのクラウドビジネスのカテゴリーは全て2桁増収となった。主力の「Sales Cloud」、「Service Cloud」は何れも好調に推移し全体の売上高を牽引した。地域別では主力の米州は同28.7%増収、ヨーロッパが同14.8%増収、アジア太平洋が同34.6%増収となった。
2事業は共に2桁増収。サブスクリプション・サポート事業は前年同期比25.4%増の21.10億USDと好調で全体の92.0%を占めている。同事業におけるクラウドを通じた4つのカテゴリーは全て2桁増収となった。売上の拡大、営業の効率化など営業を支援する「Sales Cloud」が同13.5%増収、既存顧客向けカスタマーサービスなどを提供する「Service Cloud」が同24.2%増収となった。業務アプリケーションをクラウド化する「Salesforce Platform and Other」が同33.0%増収、AIで1 対 1のカスタマージャーニー(顧客が購入に至るプロセス)を予測的に作り出す「Marketing Cloud」が同62.4%増収と何れのカテゴリーも好調だった。また、売上構成比7.5%のプロフェッショナルサービスやその他事業は同44.7%増収の1.83億USDだった。
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2018/1期1Q(2-4月)の会社見通しは売上高が前年同期比22-23%増の23.4億-23.5億USD、通期の売上高が前期比21-22%増の101.5億-102.0億USDである。通期の市場予想は売上高が前期比21.3%増の101.82億USD、純利益が同65.9%減の6,150万USDと増収減益となる見通しであるものの、2019/1通期の純利益は同4.7倍の2.86億USDである。
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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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