What is the news?
2019/1期2Q(5-7月)は、売上高が前年同期比12.1%増の10.75億USD、純利益が同25.8%増の1.44億USD。EPSは1.17USDと市場予想の0.83USDを上回った。為替変動を除くベースでは同8%の増収であった。全世界の既存店売上高は同8%増と市場予想の同5.6%増を上回った。為替変動を除くベースでも同7%増だった。幅広い製品分野で販売が伸びており、ジュエリーはジュエリー・コレクション、エンゲージメント・ジュエリー、デザイナーズ・ジュエリーの3カテゴリーが全て増収となった。投資支出の増加に一部相殺されたものの、ダイヤモンドの卸売の縮小や生産効率の向上、固定費による営業レバレッジ効果などにより、粗利益率は64.0%と前年同期の62.5%から1.5%改善した。
地域セグメント別の売上高は以下の通り。米国は同8%増の4.75億USD、既存店売上高が同8%増。地元客の需要が伸び、ほとんどの地域で売上が伸びた。アジア太平洋地域は、同28%増の3.01億USD、既存店売上高が同12%増。新規出店の効果や割引販売の効果が出た。旅行客需要は縮小したものの、中国本土を中心に地元客需要が伸びた。為替変動を除くベースでは売上高が同26%増、既存店売上高が同10%増。日本は、同11%増の1.55億USD、既存店売上高が同9%増。為替変動を除くベースでは売上高が同9%増、既存店売上高が同8%増だった。欧州は、為替変動のプラスの効果と新規出店により売上高は同5%増の1.21億USDと伸びたが、外国人顧客の支出の減少や新規店との競合により既存店売上高は同1%減となった。為替変動を除くベースでは売上高が同2%減、既存店売上高が同4%減だった。その他は、ダイヤモンドの卸売の縮小により同21%減の2,400万USDと減少。既存店売上高が同5%増であった。
How do we view this?
2019/1期3Q(8-10月)のEPSは前年同期を下回るとの見通しを示した一方、2019/1通期の会社計画を上方修正。売上高の伸び率は為替変動を除くベースで1桁台後半と据え置いたが、EPSを従来計画の4.50-4.70USDから4.65-4.80USD へ引き上げた。2019/1通期の市場予想は、売上高が前期比9.6%増の45.69億USD、当期利益が同61.4%増の5.97億USD。
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本レポートの作成者:公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員 庵原浩樹
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