ビットコイン、年内に10万ドルまで上昇へ 目先は急落後の値固めも—調査
米調査会社ファンドストラットはビットコインが年内に10万ドルまで上昇すると予想する。ただし、価格の急落を受けて目先の数週間は5万ドル台での値固めが続くとみている。
米調査会社ファンドストラットは暗号資産（仮想通貨）のビットコインが年内に10万ドルまで上昇すると予想する。ただし、価格の急落を受けて目先の数週間は5万ドル台での値固めが続くとみている。
日本時間20日午後4時36分の時点でビットコインは5万3600ドルで推移している。
暗号資産交換所のコインベース・グローバル<COIN>が米ナスダック市場に上場した14日、ビットコインは6万4000ドル台後半まで上昇し過去最高値を更新した。しかし、週末に値を崩し、一時5万2000ドル台まで下げた。
ファンドストラットの暗号資産担当者は19日に米CNBCで、週末のビットコイン急落の理由について多くの憶測が飛び交っているが、この数週間みられた過剰なレバレッジが原因だったと考えていると語った。この売り浴びせでデリバティブ市場ではおよそ50億ドル相当のビットコインのポジションが清算されたという。
市場関係者の間で「ブラック・サーズデー」と呼ばれる昨年3月12日の暗号資産の急落場面でビットコインは50％超下落した。これに比べて週末の下落率がはるかに小さかったことについて、この1年で市場が拡大かつ成熟したためだとの見方を示した。
ビットコインは目先の数週間は5万ドル台での値固めを続けると予想。その後6万ドル台を回復し、さらに年内に10万ドルまで上昇するとみている。
19日の米株式市場でコインベースは比較的抑制された動きとなった。終値は前週末比9ドル（2.63％）安の333ドル。
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