ブラジルレアルが上昇、対円で1年・対ドルで半年ぶり高値
外国為替市場でブラジルレアルの上昇が続いている。ブラジルは世界7位の原油生産国であり、原油相場の最近の上昇が好感されている。また、金融機関による経済成長率予想の引き上げも買い材料になっている。
外国為替市場でブラジルレアルの上昇。対円で1年、対ドルで半年ぶりの高値圏にある。ブラジルは世界7位の原油生産国であり、原油相場の最近の上昇が好感されている。また、金融機関による経済成長率予想の引き上げも買い材料になっている。
景気回復が進む米国でガソリン需要が増加するとの見通しを受け、原油相場は続伸している。2日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物で期近の7月限は一時69.00ドルまで上昇。中心限月として2018年10月以来、2年7カ月ぶりの高値を付けた。
ゴールドマン・サックスは1日付のリポートでブラジルの景気について、コロナワクチン接種の進展や経済の段階的な再開、新たな財政刺激策、消費者と企業の景況感の回復により、今後数四半期で目に見える形で回復すると予想。21年の国内総生産(GDP)成長率見通しを従来の4.6%から5.5%に引き上げた。
同日にBNPパリバも21年のGDP見通しを4.5%から5.5%に引き上げた。シティも3.6%から5.1%に上方修正している。
ブラジル地理統計院(IBGE)は1日、21年1~3月期GDPの伸びが前期比1.2%だったと発表した。
レアルは5月中旬以降に後退する場面があった。主産品である鉄鉱石の価格が中国の介入で下落したことが背景にある。しかし、同月末には地合いを回復した。
レアルの対ドル相場は昨年12月以来、半年ぶりの高値となる1ドル=5.07レアル付近で取引されている。レアルは対円では21.6円付近で推移。これは昨年6月以来、1年ぶりの高値に相当する。
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