ビットコイン、6年後に100万ドルに 年金基金参入が価格押し上げへ─3iQ
ビットコインの価格は向こう6年で100万ドルまで上昇する可能性があるとデジタル資産運用会社3iQは予想する。希少価値では金を上回るようになり、また年金基金といった大規模なプレーヤーが投資を開始する可能性があるという。
暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価格は向こう6年で100万ドルまで上昇する可能性があるとカナダのデジタル資産運用会社3iQは予想する。希少価値では金を上回るようになり、また年金基金といった大規模なプレーヤーが投資を開始する可能性があるという。
ビットコインは足元では3万7000ドル付近で推移している。
貴金属などの調査を手掛けるキトコが10日、3iQのフレッド・パイ最高経営責任者(CEO)の話として伝えたところによると、金とビットコインの希少性は現在は同等であるものの、2年後にはビットコインが金の2倍になる。
ビットコインの発行総量は上限が決められている上、4年おきに半減期を迎えるとし、これが希少性を増幅し、価格の大幅上昇を可能にしているとCEOは指摘した。
ビットコインの価格は過去に半減期を経る度に10倍になっており、現在は2年後の10万ドル到達に向けた上昇の最中にあるという。それから4年後には100万ドル、さらにその4年後には1000万ドルになっていると予想した。
ビットコインが直近の高値である6万4000ドル台から3万ドル付近まで50%超下落したことについては、この程度の価格変動は新しい資産にはよくあることとの見方を示した。
また、中国が暗号資産に対する規制を強化していることについては、ビットコインの投資に打撃を及ぼすものではないと述べた。
年金基金の動向
注目すべきは年金基金やそれ以外の大規模な機関投資家がビットコインのデューデリジェンスを行っていることだとCEOは指摘する。3iQはこうした機関と日々、デューデリジェンスに関する協議を行っているという。
年金基金が暗号資産を投資ポートフォリオに含めるには投資ポリシーの変更が必要であるため、参入には時間を要するが、投資を開始した後はビットコインの価格が大きく上昇する可能性があるとCEOは予想した。
世界の年金基金が現時点でビットコインを保有していていない以上、ビットコインはバブルからは程遠いとCEOは指摘。また、こうしたプレーヤーはビットコインの価格が100万ドルになっても購入が可能だと述べた。
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