コインベース株に76%の上値余地 4~6月期業績好調との見方
コインベース株に76%の上値余地がある。オッペンハイマーが予想した。21年4~6月期の業績は好調と分析。株価の押し上げに寄与するとの見方を示した。
米暗号資産(仮想通貨)最大手コインベース・グローバル<COIN>株に76%の上値余地がある。オッペンハイマーが予想した。2021年4~6月期の業績は好調と分析。株価の押し上げに寄与するとの見方を示した。
7日の米株式市場でコインベースは前日比16.56ドル(7.03%)高の251.97ドルで終えている。
オッペンハイマーの7日付のリポートによると、4~6月期はビットコイン価格の変動の高まりを背景にコインベースのプラットフォームを介した取引が増加したとみられる。これによりコインベースの月間取引ユーザー数(MTU)が押し上げられ、売上高が増加したもようだ。
コインベースは8月12日に4~6月期決算を発表する予定。
オッペンハイマーはコインベースの4~6月期売上高予想を18億ドルから21億ドルに引き上げた。市場予想の平均は約17億ドル。
また同期の1株あたり利益予想を2.24ドルから2.60ドルに引き上げた。
オッペンハイマーはコインベースの投資判断を「アウトパフォーム(買い)」で据え置き、目標株価を434ドルから444ドルに引き上げた。7日終値からは76%のアップサイドになる。
コインベースのファンダメンタルズとバリュエーションとの間には相当のずれがあり、長期保有の投資家にとっては現在の株価水準は魅力的なエントリーポイントになり得るとの見方を示した。
コインベースは4月14日に「ダイレクトリスティング(直接上場)」と呼ばれる手法で上場した。初日に一時、429.54ドルと取引所の参考価格250ドルを大きく上回る高値を付けた。しかし、その後下げに転じ、5月19日に一時、208ドルの安値を付けている。
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