豪ドル、対米ドルで3日ぶり高値 米利下げ観測強まる
・米非製造業景況感指数、3年ぶり低水準
・ダウは一時335ドル安
4日午前の外国為替市場でオーストラリアドルの対米ドル相場が強含みで推移している。米国で経済指標の悪化による追加利下げ観測が強まるなか、豪ドルが買われる展開。ただ、9月の米雇用統計の発表を控えており、市場は様子見ムードが強い。
夜間に米株式相場が大幅安となり米ドルが売られると、豪ドルは0.67米ドル台半ばに上昇。4日午前の取引では0.67米ドル台後半まで買われ、3日ぶりの高値を付けた。
一方、豪ドルの対円相場は、夜間に円が対米ドルで急伸するなか71.70円台まで下落。しかし、今月初めからチャート上の支持線となっているこの水準で下げ止まった。
その後は米株相場の上昇で円が押し戻されたことで72円台に乗せた。4日午前は72円台前半で小動きとなっている。
米ISM非製造業景況感指数
米ドルの対円相場は夜間にリスクオフの動きが強まった時点で一時、106.48円と約1カ月ぶりの安値を付けた。
米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の非製造業景況感指数が52.6と予想以上に悪化し、2016年8月以来の低水準になったことで米株相場が大きく売られ、ダウ平均が一時、335ドルまで下げ幅を広げたことが背景にある。
ただ、その後は追加利下げ観測が急速に強まり、ダウ平均は3日ぶりに反発して終了している。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が金利先物から算出する市場の利下げ予想確率であるFEDウォッチによると、金融市場は10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げがあるとの確率を88.2%織り込んでいる。1週間前は49.2%で、前日は77.0%だった。
米労働省は日本時間午後9時半に9月の米雇用統計を発表する。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。